暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0028話『すぐれない羅針盤』
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
あるみたいだ』
「よし。最上、羅針盤妖精さんの指示に従って他の場所も当たってみてくれ」
『わかったよ。ただ奥に進むにつれて敵深海棲艦が少しずつ強くなっているみたいだから慎重になっていくね』
「そうか…。おそらくその深海棲艦も近づかせまいと襲ってくるんだろうから撃退した後にその輸送エリアへと足を踏み入れてくれ」
『わかったよ』

そしてもう一度最上と通信を切る。













提督の指示で樺太島周辺海域のギミックになるのだろう地点を捜索することになったボク達は色々と慣れない作業ながらも二つ目の輸送エリアを発見した。

「阿武隈さーん。周辺に深海棲艦が来ていないか見張っててね!」
「はい。この阿武隈に任せてください」

第二防衛艦隊のみんなに周辺を警備してもらいながらも輸送場へと足を踏み入れる。
やっぱりなにかしらのギミックはあるようだね。
それで手早く輸送を完了した。
それで羅針盤妖精さんに話を振ってみる。

「それで、どうかな? 羅針盤の調子はよくなった…?」
【まだみたい…だけど後一つ輸送エリアを発見すれば道が示されるかもしれない…】

そのまるで占い師みたいな言い方で少し笑みが零れる。
まるで宝探しをしているみたいな気分にさせられるな。

「もがみん。楽しそうですね」

そこに三隈が話しかけてきた。
うん。確かに楽しんでいるのかもしれない。
深海棲艦が攻め込んできているという緊張状態だというのにこうして輸送エリアを捜索している事をしているボク達は周りからどう見られるのだろうね。
でも、これも道を示すための作業なんだからしょうがないよね。

「うん、三隈。ただあと少ししたらこの創作も終わりそうだね」
「そうですね。…もう提督もけったいな注文をしてくださりますね」
「いいじゃないか。遠回りをしているからこそ視野も広げられるわけだし…。
それに輸送がてらここらに潜んでいる深海棲艦も退治できる。
これぞまさに一石二鳥ってね」
「はぁ………そのもがみんの前向きさも見習いたいものですわ」
「ははは! 三隈にそう言われると嬉しいよ。それじゃそろそろ最後の輸送エリアに向かおうか」
「そうですね」

っと、そこに大潮ちゃんから声が上がってきて、

「最上さーん! みんな少し気分が下がっていますのでアゲアゲでいきましょう!」
「そうだね。元気づけてくれてありがとう。それじゃいこうか」

それでボク達は最後の羅針盤が示してくれた場所へと海上を進んだ。
するとやっぱりと言うべきか先程よりもさらに強そうな艦隊が待ち構えていた。
だから、

「航空巡洋艦最上、出撃するよ!いっけー!!」

三隈と一緒に一気に晴嵐を発艦させて制空権を確保して先制攻撃
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ