第5話。変人と魔法使いという名の『テロリスト』。
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厳密に言えば、『血を吸われた』結果に死徒となるわけではなく、吸った相手が『血を送り込んだ』後に死徒化するんだけどね?」
すまん。親父よ。果てしなくどうでもいい。ようするに吸血鬼でしょ?それでええやん。
と、まぁ結局死徒狩りをする羽目になったわけですわ。退魔ってのはとりあえず止めとくらしい。
日本には退魔四家ってのがあって、場合によっては挨拶に行かないといけないからだそうだ。
なるほど、スジをとおせ。ってことですな。退魔四家はヤのつく家系なのか。なるほど、覚えておこう。
今回も俺はついて行っていいらしく、親父曰く、早めに戦場を知っておくのはいいことらしい。
よかねぇよ。どうやら親父の思考回路は、世紀末の人間らしい。やはり消毒しておいたほうがええやろか?
出発は明明後日。場所は北海道。デッ海道。
いいタイミングで日本での死徒討伐の依頼を貰えたらしい。交通費は依頼者が出してくれるそうだ。
シロちゃんは今回もお留守番。舞弥姉ちゃんが魔術教えてくれるって。おれ?遠慮しときます。
魔法使いの話はようわからん。概念的で抽象的なんが多すぎるんや。
凄い・・5倍以上のエネルギーゲインがある。とか、目に見てわかるように、また、論理は分らんが奴に、聞かれたら
安全面とかの関係上、どうなっているかを簡潔に他人に分からせないといけない俺みたいな技術者とは相いれないね。
全くの余談だが、エネルギーゲインはエネルギー利得のことです。はい。どうでもいいですね。
まぁ、魔術は逆に人に分からせちゃいけないのだが・・・・やはり相いれないな。とか語ってみるが、ぶっちゃけ面倒なだけである。
「晋吾・・・・」
「なんや親父。」
「やっぱり・・・・そのバット持ってくの?」
「当たり前やがな。」
親父曰く、僕が言えた義理じゃないけど、魔術師としての品性が足りないとのこと。
いやいやいや。死徒ぬっ殺しに行くのに品性も糞もないわ。へ?鉄パイプとかでいいじゃないかって?
モチベーションの話ですよ。そっちの方が品性に欠ける。ただの世紀末暴徒じゃん。この聖剣を持つと誰かを撲殺しろって囁くんですよ。
「それって魔剣じゃない?」
うるさい親父。俺が聖剣だっていたら聖剣なんだよ。だって天使が持ってたし。
うだうだ駄弁りながら電車を乗り継いで空港に着く。釘バットはゴルフクラブケースにいれ、親父の重火器と一緒に運搬するらしい。
こういうのを見ると、日本の警備ってどうなん?と思うが、魔法使い相手ならしゃあない。分が悪すぎるでしょ。
依頼の内容は、北海道の教会からの依頼で、死徒の噂が広まっているので調査と
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