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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
番外編 第1回 そーどあーと☆おふらいん
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〜第35層 ミーシェ〜
『今度さ? パーティを組もうよ! シリカちゃんの行きたい場所、どこにでも連れて行ってあげる!』
笑顔で近づいてくる2人。勿論シリカは顔見知りである為 彼らの事を知っている。その実力も勿論知っている。だからこそ、はっきりと判るのだ。今のシリカがどうしても行きたい所に行けるのかどうかを。
『(……間違いなく、この人たちとじゃ無理だ)』
シリカはそう思った。
これから行こうとしている場所と彼らの
力量
(
レベル
)
を頭に思い浮かべながら。
『あ……あの……お話はありがたいんですけど……』
だからこそ、受け答えが嫌味にならないように一生懸命頭を下げてそれらの話を断ろうとする。考えを張り巡らせ、そして、最終的にリュウキとキリトを交互に見て、2人の腕を両手でとった。
『あたし、暫くこの人たちとパーティを組むことにしたので。すみません』
当たり障りなく答えたつもりだけれど、シリカがそう答えた瞬間 相手の男達の表情が一変した。
『ええー、そりゃないよー』と、口々に不満の声を上げながらシリカを取り囲む男達は、胡散臭そうな視線をキリトとリュウキに投げかけた。
キリトは、苦笑いをし リュウキはあからさまに視線を逸らせている。
その仕草、そしてその外見を見て、とても強そうには思えなかった。
装備も鎧を着ている訳ではない。ロングコートであり、背負っているのはロングソード。持てる筈なのに盾を装備していない。
『おい、あんた達。見ない顔だけど、抜けがけはやめてもらいたいな。オレらはずっと前から、この子に声をかけてたんだぜ』
はっきり言えば、コチラ側には全く非がない話だ。勿論あの1件が無ければの話だが。
『そう言われてもな。成り行き、だしなぁ』
キリトは困った様子。更に言えばリュウキに至っては返事を返してすらない見てすらない。
もしも、実力行使で来るのであれば話は別だと思うが、基本的には完全にノータッチ。いないものとしている。
『(――……もう少し、何かを言い返してくれてもいいのに)』
シリカは、2人の様子にちょっとだけ、本当にちょっとだけ不満に思いつつも慌てて言った。
『あ、あの、 あたしから、頼んだんです。すみませんっ!』
最後にもう一度、嫌味にならない様に深々と頭を下げると、2人の手をとって歩きだした。
その後も未練がましく、メッセージを送る……などと声をかけ続けていたが、一刻でも早くシリカは遠ざかりたかった為、早足になっていた。
終始黙っていたリュウキだったが、こんな感じ……結構懐かしい気もしていた。正直、思い出したくもない事だが。
そして、漸くプレイヤー達の姿が見えなくなる事を確
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