暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
番外編 第1回 そーどあーと☆おふらいん
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言う訳で、アスナ。そのシーンを宜しく」

「まっかせてー!」

「う……」

「あははっ。良いじゃんリュウキ君っ 振り返ってみよーよ」

「判った……」






〜第7話 SAO 正式チュートリアル〜
 

【それでは、最後に諸君にとってこの世界が唯一の現実であるという証拠を見せよう。諸君のアイテムストレージに、私からのプレゼントが用意してある。確認してくれ給え】

 それを聞くと、自然の動作で、ほとんどのプレイヤーが右手の指二本揃えて真下に向けて振った。当然だ。皆が茅場の説明に頭がいっぱいだった。そして、誰かが開けば次に自分もと混乱してはいても、連鎖的に続いていった。それにより、広場いっぱいに電子的な鈴の音のサウンドエフェクトが鳴り響いた。そして出現したメインメニューから、アイテム欄のタブを叩くと、表示された所持品リストに1つだけアイテムがあった。

 そのアイテムの名前は≪手鏡≫

 皆が其々、オブジェクト化し手に取ったが、ただの鏡に見えた為、その茅場の言葉の意味が判らない。

『これは………?』

 リュウキも同様だったが、その次の瞬間 事態は急変した。
 この世界でリュウキにとっては思いがけない事が起こったのだ。嘗て、自分自身が危惧していた事態だ。いや、実際には起こってほしくなかった、が本音だろう。それはこんな異常状態となったとしても同じだった。

 手鏡を見た全員。即ちこのエリアにいるプレイヤーの全員が突然、白い光に包み込まれた。

 それは時間にして数秒だったが……混乱させるには十分すぎる時間だった。
 そして、光が止むと。

『お前……誰だ?』
『いや、おめーこそ?』

 光が消えた後の会話。それも1つや2つではない。この場の至る所でその会話があったのだ。
 クラインとキリトも例外ではなく、そう言い合っていた。

『え? お前も誰だ?』

 傍から聞けば滑稽な光景だ。ついさっきまで、会話を交わし、そして 短い時間だったとは言え、パーティを組んだ間柄だと言うのに、そんな会話は無いだろうと思える。

 ……だが、当然その理由はある。
 
 自身のアバター姿形が先ほどと変わっているのだ。
 そう、これは本来の姿、現実世界での自分の姿に強制的に変えられていたのだ。持ってる手鏡を見て唖然とする。

『ッ!!』

 周りには性別を偽ったり、若く見せたりしているものもいる。更に場が混乱したが、リュウキは場を見る事も、さっきまでの冷静さも保てない。……それどころでは無いのだ。

『ッッ!!』

 間違いなく、リュウキは今日一番動揺した。そして 動揺を隠す事が一切出来なかった。いや、今日だけではない。これ程のは一生の内でも数度、片手で数える程しか
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