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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
番外編 第1回 そーどあーと☆おふらいん
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……私やお姉ちゃんも、そういうのちょっとあったみたいだけど、やっぱり シリカちゃんはレアモンスターのフェザー・リドラを初めてテイムした、って所もあって 人気で言えば 私達よりもあったと思うなぁ。上層にも伝わってたからさ」
「だよね? 知らないのは、何処かの鈍感さんのお2人だけかなー」
「……それは誰の事だ? キリト」
「オレ、ノーコメント」
「……それ、オレのセリフだ」
「え、えと……はい。でも 沢山の人から色々とお誘いがあって…… ちょっと怖かったですけど……。ピナが私の所に来てくれて、心細かったのが無くなって。人気と言うのはそこまで嬉しい訳じゃないですが、半分以上はピナがいてくれたから、ですね」
「きゅるっ」
「それもそうだよね……。断るのも 凄く気を使うし……。私もよく判るけど 告白するのってとっても勇気が必要だもん。無碍にするのは、って気持ちもあるし……。でも、やっぱり攻略が第一だったからかな。あの時は」
「だね。あ、後 お姉ちゃんが断ってくれた事もあったよね……。私、沢山迷惑かけちゃった記憶があるよ……」
「なんのなんの。可愛い妹なんですから。お姉ちゃんのお眼鏡に叶う理想の人じゃないと、許しませんっ」
「あははは……。姉妹、兄妹ってほんとに良いですよね。憧れます。……っと、それよりこのお話の事ですね。しっかりと果たさないと。……えと、そうですね。あっ、私この時はキリトさんとリュウキさんのやり取りの意味がよく判ってなかったんですが……、今なら。その、リュウキさんも私の様な事があったのですか?」
「ぅ………ちょっと、オレの番、パスで良いか?」
「こらこら、リュウキ。ちゃんと答えないと。そういう企画と言うか番組と言うか、趣旨なんだから」
「ぅ……、わ、判ったよ。……うん、あったよ。結構初期の頃から」
「……そう、なんですね。私はリュウキさんやキリトさんのお話は噂程でしか聞いた事なくって、その……キリトさんが
既視感
(
デジャヴュ
)
を感じる程なんて……、って思っちゃってます。今でも(リュウキさんが人気があるのは、その……知ってますけど。私の時みたいなのはちょっと想像が……)」
「……それは どっかのバカの情報屋が面白おかしく人の変な情報を盛大に流してくれてな。それと不名誉な渾名も合わさって、相乗効果? って言えば良いのか、それでひっきりなしに接触しようとする輩が増えたんだ。特に一桁の層の時が末期だった」
「ひ、一桁の層
で
(
・
)
末期って……」
「だよなー。オレも色々とあったけど、リュウキは特にやばかったよな。圏内が圏内じゃない、と言うか、圏外の方が安全? とか言い出したり……」
「扱いとかうまく無かったんだから、仕方ないだろ……」
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