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魔法少女リリカルなのは〜英雄の力を持った少年達の物語〜
第3話:デバイスなしでどう戦えってんだっ!
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暗闇 真
(
俺
)
は今、とてもじゃないがイライラしている。
何故イライラしているかって?
……簡単に説明すると、転校生特有の質問攻めだ。
俺はそれを喰らい、お陰でストレスが溜まり、イライラしている。
そして、その後、学校の授業。これに関してはまぁ仕方がない。避けたくても避けれない学生の宿命だ。
そして今、昼休み。教室にいると他のクラスからまた質問攻めされると面倒だから屋上に移動した。
「ここに来れば、流石に誰もいないだろ?」
逆に誰かいたらと、深く考えず、俺は扉を開けた。
そのまま少し歩いて空を見上げた。
「……やっぱ、空が青いと気持ちが落ち着くな」
そう言えば、結局デバイスってどうなったんだ?
昨日のメールの内容からだと今日送られてくる筈だが……。
その時、
「…見つけたぜぇ!『
日伍
(
ひご
)
ショウ』っ!」
「は?」
後ろから誰かが人を呼び、俺は反射的にそちらに向いた。
すると、そこには赤いフードを着た男性がいた。
「有り難く思えよぉ!この俺が直々に来てやったんだっ!感謝しやがれ!」
コイツ、またかと思うが、俺を誰かと間違えているのか?
だとすると色々面倒だ。早急に帰ってもらおう。
「……悪いが人違いだ。帰ってくれ」
「ウソをつくなっ!その顔!人を見下すその顔っ!正真正銘、テメエぇは『日伍 ショウ』で間違いないっ!」
コイツ、まだ言うか。
「だから、人違いだって言ってるだろ!」
「黙れ!」
「なっ!?」
途端、男性の姿が赤い不死鳥をモチーフにした異様な姿へと変貌した。
俺はその姿に見覚えがあった。
「お前はフェニックスっ!?何故お前がここにいる!?」
「決まってんだろっ!テメエぇを絶望させるためだよっ!『日伍 ショウ』っ!」
「だから人違いだって何度も言ってるだろ!」
「うるせぇ!さっさと変身しやがれぇ!」
「っ!?」
どうする?デバイスなしで仮面ライダーに変身できない。そもそも怪人に変身できるかも怪しい所だ。
……それに『日伍 ショウ』って誰だ?
コイツがここまで
日伍 ショウ
(
ソイツ
)
にこだわる辺り、
日伍 ショウ
(
ソイツ
)
は相当強いんだろう。
それよりも問題なのはコイツが
暗闇 真
(
俺
)
と
日伍 ショウ
(
ソイツ
)
を間違えていることだ。
「どうした?変身しないのか?わざわざこっちは変身するまで待ってやってんだっ!変身するならさっさと変身しやがれぇ!」
「……っ!」
兎に角、
フェニックス
(
コイツ
)
が落ち着くまでの間、俺が
日伍ショウ
(
ソイツ
)
に成り済ますしかない。
「…良いぜ!そこまで言うなら相手になってやる!」
「やっと、その気
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