幼馴染みとの初めまして。
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俺はあの後、自分の寮に帰ってすぐにベッドに横になった。
火竜との戦い後、自分の過去を話し美琴と和解することが出来た。
──まさか、こんなに早く話すことになるとは思わなかったな……。
研究所爆破事件から気づけば6年も経っていた。
あの男……城崎聖がいつ動いてももうおかしくない。
──俺は、負けられない。
俺を殺すためだけに裏level5が作られ、理事会も二つに割れた。
噂では、俺を殺すために何か兵器らしき物も作り始めているらしい。
俺は、少し目を瞑った。
──いつ死んでもおかしくない、俺はそれほど危険な場所に立ってるんだ。
美琴や黒子、飾利、涙子……皆を巻き込むわけにも行かない。
何とかしてでも……あの男に会わせるわけには……。
そう考えていると睡魔に襲われ始めた。
──今日は疲れたな。
この景色は……!?
俺は、昔の記憶を夢で見た。
母さんの親友に会う。
それが彼女との初めましてだった。
「湊ー、行くわよ?」
この茶髪でロングヘアーの女性、城崎夢唯は湊の母親だった。
「うん、今行く。」
そして、湊と呼ばれた茶髪の短めな髪型の少年は鞄をもって母親のところに走った。
「忘れ物は無いな?」
「うん、確認した。」
「今からお母さんの親友に会いに行くからね。」
「うん。」
僕達は車に家族3人で乗り、母さんの親友に会いに向かった。
「夢唯、久しぶりね!」
「美鈴久しぶり、元気にしてた?」
美鈴と呼ばれる茶髪で大学生に見える女性と、母さんが賑やかに話していた。
その女性の後ろには、僕より年下の女の子が隠れながらこちらを見ていた。
「あ、紹介するわ。この子は私の息子で湊5歳、湊挨拶して?」
僕は頷いてから目の前で立っている女性に話しかけた。
「初めまして、城崎湊です。」
「初めまして、私は御坂美鈴。私の後ろにいるのが……」
そう言って後ろにいる女の子を呼び寄せた。
「御坂美琴、私の娘で3歳なの。ほら、美琴ちゃん挨拶して。」
美琴と呼ばれる女の子は恥ずかしそうにしながら、笑って挨拶した。
「みさか みことです。」
──3歳なのに、しっかりしてる……
僕は驚きながらも笑って返した。
「よろしくね、美琴ちゃん。」
そう呼ぶと「うん!」と元気よく返してくれた。
そうして、僕達は一緒に遊ぶことになった。
父さんは美琴ちゃんのお父さんと、母さんはもちろん美琴ちゃんのお母さんと話した。
僕は美琴ちゃんに連れられて、美
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