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クセロシキ:「ところで、
カントーは今、何をお考えなのですかな?」
ローストビーフを口に運ぶクセロシキ。
カンナ:「お考え、ですか?」
クセロシキ:「各地方からポケモンを
集めているとの事ではありませんか。
表では”ポケモンの保護'という事に
なっておりますが、それは
あくまで”政治の顔”
別の思惑が働いているのでは?」
カンナ:「さて、何の事でしょう?」
乗客員がいるにも関わらず
大胆な質問をするクセロシキに
カンナは動じず、冷静に対応した。
クセロシキ:「これでも元は
カロスに名を轟かせた組織の身。
あなた方が白なのか黒なのかは
同じ”におい”で分かります」
橙色の眼鏡を光らせ、
クセロシキは食事をしながら
カンナに問いかけた。
カンナ:「、、ふふっ。さすがですわね」
グラスの酒を飲み干し一息つくカンナ。
クセロシキ:「カントーの元四天王であり
現シルフカンパニー幹部である貴方がたが、
財閥でもなければ地位もない
この私にサントアンヌ号の招待状を送ったと
言う事は、よほど私を利用したいのですかな?」
カンナ:「利用などとんでもない。
私達はただ、クセロシキさんとご一緒に
ビジネスをしたいと思う所存でこざいます」
クセロシキ:「ビジネス、、ビジネスですか。
それは如何様なものですかな?」
カンナ:「それは、パーティーが
終わった後にゆっくりと、、。
あとの2人(ワタル・シバ)を紹介した後に」
クセロシキ:「ふふ、、”逃がさない”
と言う事ですか、、。あなた方も
なかなかお人が悪い」
カンナ:「それはお互い様ですわ(笑顔)」
人前で暗黙の質問をしカンナの人間性を
試したクセロシキと、クセロシキを
組織に取り入れようとするカンナ。
互いに探り合う中、パーティーは
パフォーマーによるショータイムを迎えていた。
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