素っ裸の女性をブリッジさせるくせに、乳首を噛んだのも初めて。女性のプライベートな部分にキスしたのも初めて。
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」
思わず叫んでいた。
「今まで、何人の女性にこんなことしてきたんですか?」
教授の答えは、
ヌードモデルとして裸にし、体を触ってポーズをとらせたのは数えきれないが、
体を触り、性行為までいったのは娘と妻だけだという。(そうだ、奥さんを忘れてた)
信じるとすれば、私は最初の“他人”だ。
一般的な女性の羞恥や性感について、私が最初の基準とならなければならない……の?
◆
教授にも裸になってもらった。
「女性は、裸は恥ずかしいんです。好きな相手だから、安心して、見せられるんです」
「じゃ、裸でモデルになるのは……」
「恥ずかしいですよ。慣れるまでは。」
教授とマユさんの場合は家族というアドバンテージがあった。マユさんの羞恥心も、生まれつき独特だったのかもしれない。
女性の裸の絵を見慣れてしまう環境だったろうし。
◆
暖房の効いたアトリエ。ソファで抱きあう二人。
――きれいだ。
何回も言う教授。
芸術家の愛撫は、愛でる心に溢れていた。
乳房。お尻。美しい曲線。対象を裸にしなければならない難点があるが、その羞恥を乗り越えれば、至上の美の世界が広がる。
◆
素っ裸の女性をブリッジさせるくせに、
乳首を噛んだのも初めて。女性のプライベートな部分にキスしたのも初めて。
芸術家の52歳。なかなか指導しがいがあった。
「う、う、うう」
乳房をいじめられながら、控えめにあえいだ。
絞るつもりで、強く、とアドバイスしたら効果てきめんだった。
コンドームが用意してあったのは解釈に苦しむが、
とりあえず、最後までいけるのだ。
ヌードモデルらしく、モデル台に立たされた。
いよいよ挿入。
「ああーーーー」
絶妙の速度で侵入してくる。
こんなに気持ちいい挿入は初めてだった。
――これが、ほんとうの濡れるということなのか。
奥まで入れて、感動を味わう教授。
「ああ、ああ、はあっ」
動かされなくても、私も感じていた。
◆
それから、私も経験が少ない、半座位に移行。
騎上位なら女性の膝から爪先まで床につけるが、半座位は足の裏しか床につけずにしゃがみ、腰(お尻)を下ろしたところに男性の……が待ち構えている、という体位だ。
教授は床に寝ているだけで私の顔も乳房も見えるし、私は私で自由に動ける体位だが、はたから見れば、あられもない素っ裸の運動だ。
死ぬほど恥ずかしいはずなのだが、
「はあっはあっはあっ、ああん、ああー、あんあん」
「は、恥ずかしくないのか?」
「あん、あん、い、いえ、全然、あ、あ、あん」
お尻の弾力。
女性のお尻が柔らかいのは、このためなのかもしれない。
◆
一度限りのアナ
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