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ONEPIECE 空の王者が海を征す
空の王者、冬島を舞う
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まま待ってるのは嫌だから直接山に行ってナミを見て貰えるように頼んでくると言い出した。

「だってそれが一番だろ?ナミは動かせないだったら俺が行ってその魔女って医者(ばあさん)を連れてくるしかないだろ?」
「そりゃ、まあそうだけどよ……だけどルフィあの山だぞ!?しかも吹雪いてるんだぞ!?」
「んな事関係ねえよ」

仲間の為ならやると言いながら準備運動をしているルフィを見てドルトンはこの少年はどれだけ仲間の事を、大切に思っているのだろうと感動してしまった。この島の嘗ての王国の国王も彼の用に人を思いやれる人物であればどれだけ良かったのだろうかと思わずにはいられなかった。そしてルフィの為に防寒着と食料を別けて上げようとしたその時、ドルトンの家に一人の男が入ってきた。

「ドルトンさん、Drくれはが今隣町のココアウィードに来てるらしいんだ。彼女を探してるんだろ?」
「本当かそれは!?待っていて正解だったか!」
「おい医者が降りてるのか!?」
「ああ直ぐにソリを出そう!!」
「否俺に乗れ、そっちの方が速い!!」

再び差した光に一同は大喜びだった。大急ぎで隣町なら何とかナミの体力でも大丈夫だろうと言うドルトンの判断でかなり分厚く服を着せるとゴム故に衝撃を吸収し易いルフィが彼女を背負う事が決定した。そしてココアウィードどで素早く話を通す為にドルトンも同行する事になった。

「(ぐっ……もう体力が……いや、後一回だけなら……!!)」

完全竜化を行いリオレウスへと変形するレウスは己の体力が既に現界を突破している事を理解してしまった。もう意識を保っているのもやっとな状態、しかも低い気温が更に体力を奪い意識を刈り取ろうとして来るのを必死に耐える。背中へと飛び乗った6人を確認すると身体を持ち上げた。

「レウス頼むぞぉ〜!!大急ぎで!!」
「疲れてるだろうけどお願いレウスさん!」
「道案内は私がする」
「頼むぜドルトンさんよ、さあレウス。ナミさんの為だ!!」
「出発進行だレウスゥ〜!!!!」
「しっかり、掴まってろよ……!!」

一秒毎に重くなっていくような身体を必死に持ち上げながら翼を羽ばたかせるとその巨体はゆっくりと宙へと上って行き、木の上スレスレを通るように飛びだった。道が解りやすいようという判断からではなくこの高度で飛ぶのが限界なのである。完全竜化するだけでも体力を使うのに極限状態での竜化と飛行は想像以上に精神力をすり減らしていく、それでもナミを助ける為だと身体と意識に鞭を打ちドルドンの言葉通りに翼を動かす。

「……!!」
「レウスさん……もう何日も寝てないし何回も変身してるから体力だって、限界な筈なのに……後少し、だから頑張って!!」
「見えたあの町だ!後もう少しだ!」
「レウス頼む頑張ってくれ!後ちょ
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