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ONEPIECE 空の王者が海を征す
空の王者、冬島を舞う
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医者、魔女と呼ばれる女、Drくれははあの山(ドラムロッキー)の頂にある城にいる」
「あの山の頂上!?よりにもよってんな所にいるのか!?」
「ああ。加えて通信手段も無く、降りてくるのを待つしかないんだ」

医者はたった一人に加えその医者がいるのは雲をも貫かんと伸びる巨大な山ドラムロッキー、更に追い討ちを掛けるように連絡を取る手段も無く本人が自分で降りてくるのを待つしかないと言う事実が待っていた。

「糞……」
「うーん、なあどんくらい時間掛かるかな?」
「頂上までか、そうだな……健康な人間が行くとして数時間だな」
「結構かかるなー。あっそうだレウス、お前飛べねえか?」

ルフィが何気無く発した言葉はその場にいる全員に希望を齎した。レウスの飛行能力、高い飛行能力を持っている彼ならば普通に行くよりも遥かに早く行く事が出来るのではないか!?とルフィは考えた。それだけ早く着けばナミを見てもらう事も出来ると思ったのだ。

「飛ぶ!?君は一体何を言っているんだ?」
「ああ、こいつは悪魔の実の能力者なんだ。こいつはドラゴンに変身出来て空を自由に飛べるんだ」
「なんとドラゴンに………!?では悪魔の実の中でも最も希少とされる動物(ゾオン)系の幻獣種!!?」
「ドルトンさん随分、お詳しいですね」
「ああ、私も同じく悪魔の実の能力者だ。動物系の悪魔の実、ウシウシの実モデルバイソンを食べたバイソン人間だ」

一瞬ドルトンが目つきを鋭くするとみるみるうちに姿が変じていく、体格は更に大きくなりながら頭部には二本の角が生え身体はバイソンの黒い毛に覆われていく。ルフィとウソップは目を輝かせビビは何処か見られているような眼をしながらも興味深そうに、サンジはレウス以外の変形を見るのは初めてなので少し驚いている。

「うぉぉぉぉすげええ!!!おっさんカッコ良いぞ!逞しくて!!」
「そ、そうかね……?有難う褒め言葉として受け取っておくよ」
「しかし悪魔の実にも色々あるんだなぁ……本当に」
「私の事はさておき空を飛ぶのはお勧めはしない。ドラムロッキーの周辺はかなり吹雪く上に一気に気温が低下する、彼の身体が持たないのもあるが彼女の身体が真っ先に凍えてしまう」

ルフィは良い考えだと思ったんだけどなぁとガックリする。

「だから彼女は先日下山している、だがひょっとしたら今日も下山するかもしれない。少し待とう、彼女の身体も休めなくては仮に吹雪いていないとしても身体が持つまい」

ドルトンの冷静な問いかけに一同はそのまま身体を休める事になった、暖かな暖炉の火を囲みながらナミの病状が少しでも安定するのを待つ。その間もレウスは疲労からか倒れこみそうになっている体を必死に起こしながらナミの為に薬を作り、飲ませていた。2時間がたっただろうか、ルフィはこの
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