second contact
ep.045 この命は彼女のために
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......はずだった。
鈴菜は突如腕をガッシリと掴まれる。
ハッとして振り返ると寒気がするようなくらいの笑みを見せる男の姿があった。
男は掴んだ腕を離さず、そのまま鈴菜を体ごと持ち上げると鞭を振るかのように鈴菜をコンクリート製の柱に全力で叩き付けた。
「かはっ!!」
鈴菜は全身を激痛に襲われぐったりとしていた。
だが男の攻撃はこれで終わることはなく。
倒れ込んだ鈴菜に追い打ちを仕掛けるように勢いを付けて蹴り飛ばした。
『なぜ....終の型は決まったはず...なのに..。』
鈴菜は地面に激突し、転がる。
能力の差をポテンシャルで押し切られている。
そう解釈した鈴菜はさらに迫り来る男に自身の能力を発動する。
「ハハッ!! 俺を能力者だと勘違いしているようだが..残念だったな、俺はレベル0なんだよ!!」
俺は今度は走った分の速度を利用してより強力な蹴りを鈴菜にお見舞いした。
慈悲のない一方的な戦いになっている。
「俺は生意気な女を見ると、思う存分嬲り倒したくなる性格でよぉ...お前も生意気だからメタメタに嬲り殺してやるから覚悟しとけよ。」
再び地面を転がる鈴菜はあまりの激痛から意識が段々遠のいて行くのを感じていた。
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