ガンダムW
1685話
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も個人的に行動していると、そして誰にも命令する事は出来ないと、そんな風に思わせる必要がある。
そうでもないと、カトルはともかくその後ろにいるだろう中東連合を結成した者達に、俺を上手く使おうと考える奴が出て来かねない。
そういう連中にとって、OZの財団派を個人的な感情で敵対しているエンデュミオンの鷹という存在は、格好の手駒と見る可能性が高い。
「悪いな、残念ながら俺はお前の指揮下にはない。あくまでも個人の感情で財団派と戦っているだけだ。そっちの命令を聞くつもりはない」
俺の言葉が癪に障ったのか、最後まで言うよりも早くマグアナック隊がこちらに銃口を向けてくる。
ヘビーアームズのビームガトリングもこちらに狙いを定めている。
「へぇ、随分と好戦的だな。やる気なら相手になるが、どうする? 俺としては、どっちでも構わないんだが」
『待って下さい! 皆も、武器を下ろして! 僕達は貴方と敵対するつもりはありません! ただ、同じ敵を相手にするどうし、手を組めるのではないかとは思いますが。どうでしょう?』
「そうだな、今回みたいに手を組めるかもしれないというそちらの要望は分かる。だが……俺は生憎人に縛られるのは好きじゃない。今のところ、そちらと手を組むメリットはないな」
『補給や整備に関しては……』
「いや、その心配はない。俺の機体は色々と特別製でな」
実際、少しでもMSに詳しい奴がミロンガ改を整備しようとすれば、その機体の異常性に気が付くだろう。
ミロンガ改はMSとは全く別系等の技術で開発された機体なのだから。
「話はもういいな? また、戦場で財団派と戦っている時なら、その場限りなら手を結んでも構わない。……じゃあな!」
そう告げ、俺はミロンガ改を使い、素早くその場を脱出するのだった。
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