ガンダムW
1685話
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体を真っ二つにされたトーラスが爆発するのを感じながら、別の敵に向かってスラスターを噴射し、近付いていく。
そうして至近距離でビームマシンガンのトリガーを引く。
『感謝します!』
再度爆発が起きるのと同時に、そんな声が通信を送ってくる。
映像モニタに映し出されたのは、当然のように……カトル。
いや、もしかしたらトロワが出てくるんじゃないか? という思いも抱いていたんだが。……まぁ、普通に考えたら未知の相手との接触……そして交渉をするには、トロワよりもカトルの方が向いてるよな。
「気にするな。さっきの通信でも言ったが、俺はあくまでもロームフェラ財団と財団派に敵対しているにすぎない。だからこそ、お前達中東連合に所属しようと思っている訳ではない」
『それでも、僕達に協力してくれるのであれば、感謝して当然かと。ありがとうございます』
「……ふんっ、感謝をするのであれば、好きにしろ」
『はい、そうさせて貰います。……一応聞きますが、貴方はエンデュミオンの鷹、ムウ・ラ・フラガさんですよね?』
「ガンダムのパイロットに俺の名前を知って貰っていて、光栄……だな!」
トーラスカノンの一撃を回避しながら、再び接近。ビームサーベルでMDを撃破する。
……ミロンガ改を使っているといつも思うけど、広域破壊兵器の類がないのは痛いな。
エナジーウィングの羽根の掃射や、S-11ミサイルと、その両方を封じられている形となっているんだよな。
いやまぁ、封じているって言ってもあくまでも俺個人の感情からのものであって、物理的にロックされている訳ではない。
それこそ、使おうと思えばいつでも使えるんだが……それを使ったら最後、絶対に面倒な事になるのは間違いない。
エナジーウィングは、バルジでサラマンダーが使っているのをゼクスと……そして近くにあったコロニーに見られている。
S-11ミサイルは、別にそういうのはないから使ってもいいのだが、威力が巨大だ。
ただのミサイルにも関わらず、バスターライフル……いや、ウイングゼロのツインバスターライフル並か、下手をしたらそれ以上の威力を発揮するミサイルを見れば、色々な奴が俺に興味を持つのは間違いない。
アクセルとしても色々と興味を持たれている現在、それ以外の場所でも注目を集めるのは出来るだけ避けたい。
そんな風に思いながら、次々にMDを撃破していく。
勿論、戦闘に参加しているのは俺だけではない。
サンドロックの指示でマグアナックが攻撃を開始し、ヘビーアームズの攻撃も敵を撃破していく。
また、トラゴスに似た形のタンク型MS……恐らくトラゴスを参考にして開発されたのだろうが、そのMSもヘビーアームズよりも更に後方にある街の付近から援護射撃を行い、トーラスの逃げ場を奪っていく。
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