ガンダムW
1685話
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「エンデュミオンの鷹、ムウ・ラ・フラガ見参! この戦い、中東連合に協力させて貰う!」
そう叫び、ビームマシンガンでトーラスを撃破する。
『馬鹿な、何故貴様がここに……地上にいる!』
そう叫んだのは、財団派の人間。
どうやら俺を知っていたらしい。
いや、散々財団派に被害を与えてきたんだから、エンデュミオンの鷹は財団派の中でもかなり広まっているのだろう。
MDは攻撃を止め、それに釣られるように中東連合の方でも攻撃を一時的に停止していた。
だが、こうやって向こうから通信を送ってきてくれたのは、こっちにとっても好都合。
「俺が何故ここにいるのかって? お前達財団派が、宇宙だけではなく地上でも好き勝手に動いていると察知したからに決まってるだろう!」
『ふざけるな! そもそも、何故貴様はそこまでOZに……財団派に敵対する!』
「ふんっ、お前達が今までしてきた事を思えば、自分達が恨まれていないとでも思っているのか?」
『当然だ! OZはロームフェラ財団の……高貴なる者の剣! そのような者に敵対するとは恥を知れ!』
「ったく、どっちが恥を知らないのやら」
高貴なる者……まぁ、王侯貴族が主となったのがロームフェラ財団なのだから、普通に考えればその辺は間違っていないのだろう。
けど、その代表がデルマイユだぞ?
あのデルマイユを見て、高貴?
……いやまぁ、趣味とかは貴族趣味っぽかったから、あながち似合わないって訳でもないかもしれないが……
『貴様、ロームフェラ財団と敵対するつもりか!』
「ふんっ、お前は自分で何を言っているのか分かっているのか? 俺はエンデュミオンの鷹、ロームフェラ財団と財団派に敵対する者だぞ? つまり、ここでお前達を相手にしても、全く不思議は……ないっ!」
その叫びと共に、ビームマシンガンを放つ。
MDの1機が、特に抵抗らしい抵抗すらしないままに撃破される。
財団派の兵士が俺に向かって通信を送ってきた際、それに合わせるように動きを止めたのが致命的だったな。
向こうとしては、MDとロームフェラ財団の威光を使ってこっちをどうにかしようとしたのだろうが……甘い。
『貴様ぁっ!』
その甘さの結果が、こうして怒りの声を発する事だった。
そして叫びながら、MDに改めて命令を下したのだろう。
MDが次々にトーラスカノンの砲口をこちらに向けてくる……が、その時には既にミロンガ改の姿はそこにはない。
スラスターを噴射させながら、真っ直ぐにトーラスとの間合いを詰める。
そうしてビームサーベルで胴体を上下に切断しながら、再びオープンチャンネルで叫ぶ。
「聞こえているな、ガンダムのパイロット。そんな訳でこの戦い、そちらに加勢する!」
胴
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