空の王者、冬島に到着する
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は初めての冬島なのだが。上陸をしようとしたその時、
「今すぐ出て行け海賊共!!」
そこらの木々の隙間や周辺の窪みから銃などで武装している防寒着を纏っている人々が次々と現れてきた。恐らくこの島の住人だろうがこちらに明らかな敵意を向けながらこちらを威嚇している、既に威嚇ではあるだろうが一発銃弾が打ちこまれている。それを一人の男が制したが、かなり状況は緊張している。
「おい如何する、斬り込むか?」
「威嚇だろうが一発撃たれてる、だけど下手に動けば医者を呼んで貰えなくなる」
「如何する船長?」
「……こうする」
ルフィは着ていた防寒着ごと服を脱ぎ捨てた、ウソップ達は余りの行動に驚きの声を島の人々と同時に上げた。現在の気温はマイナス10度、熊が冬眠の準備を開始する気温で凍えるような寒さの中で上半身裸になってそのまま土下座をした。頭を床に叩き付けるかのような土下座を。
「医者を、医者を呼んでくれ!!病気になっている仲間を助けてくれ!!肉を食って元気にならねえし、凄い熱で苦しそうなんだ……!!お願いだ、ナミを、俺の仲間を助けてくれ!!頼む!」
ルフィに続くようにレウスも防寒着を脱ぎ捨て土下座をした。
「お願いします……皆さんには危害を加えない事を約束します。もしも約束を違えたら、この命を差し出します……!!」
今の気温で半裸になるのは下手すれば命を危うくしなけない行為、それを行っての懇願に島の人間は酷く動揺していた。彼らの中では海賊と言うのは悪という認識で残虐非道な物ばかりだと思っていたのに仲間の為に此処までする物なのだろうかと困惑の声が広がって行った。その誠意が伝わったのか緑色のコートを羽織った大柄の男が前へと出た。
「村へと案内する、早く服を来て付いて来たまえ」
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