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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
あんたがね!!
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掴む手に力が入ってきており、すごく痛くなってくる。

「私は彼女なのに・・・なんで・・・」

声が小さくなってきている少女の姿を見て、ギョッとする。彼女の目から涙が溢れてきており、なぜそうなっているのか理解できなかったからだ。

「なんで私より大きいの・・・」

俺の胸から手を離し、自分の胸を擦り始める天竜。それを聞いてようやく事情がわかり、慰めようとも考えたが、俺がそれを言うと嫌みになってしまいそうで、何も言うことができない。

「話を続けてもいいか?」
「あ、はい」

騒がしくなっていた俺たちの方を、会話を止めて見ていたリオンさんが怒り気味のトーンでそう言ってくる。無言でウェンディを慰めつつ、うなずいた俺とソフィアは作戦会議へと戻る。

「シェリアたちを外すと、人数はこっちも向こうも同じになる。一夜たちが復帰できればなんとかなるが、それができるかわからない今の状況では、数的優位で戦うことはできんだろう」

今の時点では8対8にしかならない。そうなれば数的には五分と五分。俺たちも戦いに加われば多少は有利になるかもしれないけど、それはあまりにもリスクが大きすぎる。

「人数が同じなら、それぞれに対した対策を考えて挑まなきゃいけないですよね?」
「それが重要な鍵になるな」

こちらも十分な強者たちが揃ってはいるが、向こうも同等の実力者が揃っていることも確か。一対一になる可能性が高いのであれば、一人一人に合った対策を講じなければならない。

「そこで俺から提案なんだが、今の段階で誰が誰の相手をするか、決めておくのはどうだろうか?」

あらかじめ誰と一対一になるか決めておければ、対策も心の準備も行いやすい。それだけでも優位に立てる可能性は大きくなるだろう。

「相手がどこから来るのかわからないのにか?」
「シリルに目を使わせればいい。それだけで敵の布陣も把握できる」

ここまでいいところがなかったから、役割をくれるのはありがたい。できれば戦闘系でリベンジしたかったけど、今回の依頼は国王暗殺の阻止。自分の感情は圧し殺しておくべきだ。

「いつ攻めてくるのかわからないのに、どうやって見張りをする気だ?」
「その点は問題ないよ」

カグラさんのもっともな疑問にヒビキさんが答えてみせる。そんな彼の方を見ると、その手には一枚の紙が握られていた。

「グラシアンくんがアジトから持ってきてくれたこの紙。これに暗号化された襲撃の日時が記されていたよ」
「抜け目ないなぁ、お前」

盗賊時代の名残なのか、普通なら見落としていてもおかしくないなんてことないメモ用紙を持ち帰ってきていたグラシアンさん。しかもそれが当たりだったらしく、先ほどの問題を解決できるかもしれない。

「いつなんだ?それは」
「ま
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