本格的ヌードモデル体験
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女性としての羞恥心はあるのだ。
続けて、上半身裸のマリオネットにされ、乳房の変形の具合を観察された。恥ずかしくないわけがない。
これだけの羞恥プレイの結果が、藤椅子でのくつろぎポーズというわけだ。
◆
楽なポーズ過ぎて、眠りそうだった。
裸の人間のために暖房が入っているせいもある。
眠り姫はキスして起こすよー、と教授は冗談を言う。
――冗談じゃなくてもいいけど。
◆
休憩は、控え室で。
下着の線が残らないよう、素肌にガウンを纏う。
不意に、一枚の絵が目に入った。床に直置きだが、完成品だ。
薄いベールを羽織った少女の絵だった。最初は裸体画だった作品に、ベールをまとわせたという感じがした。
「娘だよ」教授が言った。
高校生から大学2年まで、全裸もいとわず、モデルになってくれたそうだ。
しかし、最後は拒まれた。もう裸はイヤと、キッパリ。
完成寸前だった最後の絵は、服を着せてくれと要求され、ベールを描くことで妥結した。
娘さんの気持ちは、当人しかわからないだろう。
◆
運命みたいなものだ。
「娘さん、すこしだけ私に似てますね」
言うか言うまいか迷ったが、結局、言ってしまった。
どういうことが起きるか、予測できなかったわけではない。
教授は私を裸にした。
◆
裸になるのと、裸にされるのは大きな違いだ。
アトリエに戻って裸のキスを受けた。
教授も全裸になって、再びキス。
私は教授の股間にそっと触れて、意志を伝えた。
ソファに運ばれた。初めての寝ポーズはうつぶせだ。
背中は柔らかく、お尻はやや乱暴に、脚は丁寧に、教授の手が触れていく。爪先の仕上げは舌だった。
必死で声を封じた。潮を噴くのだけは避けたかったから。
快感を遅らせたかった。
さまざまなポーズを強いられることを覚悟していたのに、意外なほど、裸身のポジションは変えられなかった。
かといって、じっくり鑑賞されることもない。
、切れ目ない愛撫を受け続ける私は、羞恥心を完全に克服した、快楽の受容体だった。
◆
教授の手は、うつぶせの私の体の下に入り込んだ。
脚の間からという、信じられない角度で。
草むらを触ってくる指。わずかに復活する羞恥心。
「また生えてきたね、マユ」
えっ!?
◆
これが全裸だと思っていたのに、
さらに裸にされていく私。
温かいお湯と石鹸の泡。
丁寧に丁寧に剃られる恥毛。
気が遠くなるようだった。
マユさんがヌードを拒否した理由はこれだったに違いない。
◆
鏡を使わなくても見える、自分の下腹部。
剃毛で中断していた愛撫が再開された。
完全な無防備で敏感になった秘所は全面降伏した。
「
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