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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
タケルと純夏
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助けに行くからな!」純夏の姿を見るなりタケルちゃんは謝罪の言葉を純夏に向けた。
「ううん、私は大丈夫だよ?こうしてタケルちゃんの姿を見る事も出来てるし、霞ちゃんが毎日会いに来てくれているから!」純夏はタケルの謝罪を必要無い事だと優しく応えた。
「そっか、霞が来ているのか・・・という事はもう横浜ハイヴが攻略されて横浜基地も稼働しているって事か。」
「そうだよ?そういえばそっちに地球から何人か迷い込んだと思うけど、タケルちゃん見守ってあげてね?」
「ああ、彼らなら俺と同じ部隊に配属されたから、言われなくても見守るよ!任せてくれ!」
「うん、特に鳴海さんと平さんは、何周かしたタケルちゃんなら知ってると思うけど、速瀬さんと涼宮さん・・・お姉さんの方のね、彼女達の同期生なの。」
「ああ、俺も本人達から聞いたけど、その時二人の事や最後を思い出して泣きそうになったんだ。」
「急に泣き出したら、変な人と思われるね!あはは。」
「純夏のくせに!・・・・ははは!」
純夏とタケルは楽しそうに会話を続ける。
だが、今まさにこの時においても純夏は脳髄のみにされたままODL漬けになっているはずで、それを思いタケルは何度も泣きそうになった。
タケルはこれまで何周も同じ体験をしてきて、何度も彼らを救おうと努力したが、それもむなしく、必ず彼女たちはBETAとの戦闘で命を落とす展開となっている。
それはまるで逃れられない運命のようにまとわりついているかに思えた。
しかし、今回は今までと全く違う経緯で圧倒的なエレミア星系の科学力で必ず救えると考え直し、泣くのを堪えた。
「純夏・・・俺、純夏を必ず救って見せる。そして伊隅大尉や速瀬中尉、涼宮中尉達も必ず救う!今度こそ、絶対だ!」タケルは新たにした決意を純夏に伝えるのだった。
「うん。あ、タケルちゃんにひとつ伝えておきたい事があるんだ。」純夏が急にあらたまって切り出してきた。
「何?なんか良くないこと?」タケルは恐る恐る純夏に尋ねる。
「ううん、いくつかあってね、私今BETAからも情報が流れてくるんだけど、私みたいに脳だけにされてる人が他にもたくさんいるんだ。」純夏が驚愕の事実を告げてきた。
「マジか?!他の人たちはどこのハイヴに捕まってるんだ?」
「うんとね、地図みたいなものはイメージが流れてくるんだけど、私世界地理とか不得意だったじゃない?だから良くわからないの・・・ごめんね。タケルちゃんがこっちに来たらイメージを伝えて誘導する事が出来ると思うんだけど、今は距離がありすぎて無理みたい。でもみんなも助けてあげて欲しいんだ!タケルちゃん、お願いできる?」
「ああ、もちろんだ!純夏を助けてみんなも助ける!」タケルは語気を荒げて純夏に皆の救助を誓う。
「もうひとつはね、BETAは地球にいる種類が全てで
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