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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
タケルと純夏
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ただ、休暇と言ってもシュミレーター使用を含む自主訓練は制限されていない、と言ったら彼らはほぼ毎日頑張るつもりでメニューの組み立てを始めた・・・・ワーカーホリックという言葉が頭をよぎったが、彼らは次の戦闘でも万全を尽くせるように頑張る!という意気込みらしいので、それを揶揄するような考えはダメだな・・・・みんな、すまん。

まぁ俺は佐官なので休暇は下りず、勤務に勤しまなければならないのだけど。
実は、帰還報告の際に情報部長から、俺の麾下にもう1個中隊を加えて大隊編成にすると聞かされた。
エレミア星系全体を驚愕させた敵性生物(BETA)の発生源を探り、その根拠地を叩く計画が進行中だそうで、その索敵攻撃部隊に機動第一艦隊や俺の部隊も含まれるので、そのための増強であると。
攻撃部隊は各国混成艦隊になり、オルキス、アマティス、デュミナスの艦隊が主力の編成となるらしい。
確かにデトロワとラファリエスは戦力がまだ十分に回復していないので、正規艦隊の参加は無理だろうな。
分艦隊規模での参加はあるらしいけどね。
ただ、肝心なのはやつらがどこを経由してやってきたか?だけど、どちらにしてもまずはワームホールの探索からだな。
無人探索船を複数用意して送り込むことになったから、後は細かく観測チェックしていくだけか。
さて、そろそろ報告書を仕上げて今日は早めに帰ろう。



オルキス連邦軍ブリトニア基地内官舎――――タケル自室

『なんだか知らないうちに昇格とかして、気が付いたら大尉になってるとか・・・・伊隅大尉に知られたら怒られそうだな・・・。
あ、そっかこの時間軸だとまだ俺に出会ってないからそれは無いのか・・・。
伊隅大尉に追いつくなんて考えた事もなかったな・・・。』
タケルはA-01に所属していた頃を思い出し、あの頃の自分の無知・無経験な姿などを考えると良くここまでになったものだなぁ・・・などと考えていた。
『地球につながるゲートはダイスケさんが見つけてくれるとは思うけど、どの辺につながっているんだろう?いきなり地球の軌道上に現れたりしたら向こうの政府はみんな大騒ぎだろうしなぁ。まぁ、今はわからないことは考えなくてもいいか!』

『月の軌道上・・・・だよ。』タケルの心のつぶやきに応えるように女の子の声がした。
タケルはその声に聞き覚えがあった。
絶対に忘れるわけが無い・・・・当然の事・・・・それは彼の愛してやまない女性(ひと)の声だから。
「?!純夏??純夏だろ?どこにいるんだ?」タケルは咄嗟に叫び、周りを見回した。
すると部屋の隅に光の珠がどんどん集まってきて、人の形になる。
「タケルちゃん!元気そうだね!」その人の形の光は純夏だった。
「純夏!・・・ごめんな、まだそっちにいけないんだ・・・もうちょっと待っててくれ!絶対に
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