第8話 ついに動く次兄!俺の命は幻想郷の為に敢えて捨てよう
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かな?」
「あぁ、そうそう。朝食の準備が出来たんで呼びに来たんですよ。それで、その後にまた人里に薬を売りに行って欲しいって師匠から言われているんですよ」
「そうか、では行くとしようか。師匠や姫様達を待たせてしまってはわるいkゴフッ―――」
言い終わるよりも前にトキの口から盛大に血が噴き出る。そして地に倒れ伏す。
まぁ、北斗の次兄ことトキが吐血するのは元の世界でも日常的に有り得たことなのであまり驚く事じゃないのだが。
「いやああぁぁ! トキさああぁぁん! しっかりしてくださいよぉぉお!」
だが、此処に居る鈴仙だけは例外だった。トキが吐血し倒れた瞬間真っ青な顔になって悲鳴を上げてしまう。
そして、そんな鈴仙を見て呆れた顔になるてゐ。
「うどんげさぁ。トキが吐血するのなんて何時もの事じゃん。いい加減なれたら?」
「だからうどんげ言うなぁぁ! じゃなくて、トキさん! トキさんですよぉ! 早く何とかしないと死んじゃうからぁぁぁ!」
「大袈裟だなぁ。大丈夫だって、少ししたらすぐに起き上がるだろうから放っておけば良いうさ」
完全にパニックに陥ってる鈴仙に対しクールにドライなてゐ。
だが、そんな二人の元へ猛スピードで駆け寄ってくる何かがあった。
「死んだ!? ついに死んだのね!? さぁ、解剖! 解剖するわよ! うどんげ、早くこの男を治療室へ運びなさい!」
「し、師匠! 何物騒な事言ってるんですかぁ!?」
鈴仙が師匠と仰ぐ女性。何処かのロボットアニメに出て来る男女が着そうな柄の服を着た銀髪の女性。
彼女が鈴仙の師であり、またトキが師と仰ぐ女性『八意永琳』その人であった。
「だ、大丈夫だ。まだ私は死んではいない」
「チッ)そう、なら良かったわ。てっきり死んでしまったかと心配したのよ」
「師匠。今さっき舌打ちしませんでした?」
永琳の舌打ちを鈴仙は聞き逃さなかったようだ。だが、そのせいで永琳に睨まれた上「今日の晩御飯はウサギ鍋にでおしましょうか?」と脅され再度真っ青になってしまったのはご愁傷様と言うしかないのだろう。
「安心してくれ。私はまだ死ぬつもりはない。例え年内に死ぬ命だとしても、まだ死ぬ訳にはいかないのだからな」
「にしてもトキの病って何なんだろうなぁ。全く分からないなんて幻想郷始まって以来なんじゃないのぉ?」
「全くもってその通りよ。この八意永琳ともあろう私に治せない病が存在するなんて! こうなったらもう手段は選ばないわ! この際だからトキ。貴方私に解剖されなさい! そして貴方を蝕んでいる病を突き止めて見せるわ! 大丈夫、貴方は死ぬかも知れないけど貴方の命一つで謎の病が判明する! これは医学の発展を促す貴重な第一歩なのよ!」
狂ったような発言をする永琳。彼女に
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