空の王者、看病する
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リンクはコーヒー、紅茶どちらになさりますか?レウスお前の分もあるぜ。お二人を助けるとは流石だぜほれ」
「サンジさん、ええいただきます♪私は紅茶が良いかな」
「サンキュ……。まあ折角助けるならお嬢様方を助けるさ、野郎よりは乗り気がするってね」
「気が合うな流石だ」
レウスからしたら正直当たり前の事でゾロを助けたのだがサンジからしたら彼など正直、彼女らに比べたら比較対象にならないのだろう。サンジらしいと言えばサンジらしいが、ナミも折角だからリラックスする為にとプチフールを手に取ろうとするが急に身体を震わせながら苦しそうに息を洩らしながらレウスに凭れ掛かってしまう。
「お、おいナミちゃん?如何したんだ一体……?」
「うぉぉぉレウスてめぇなんて羨ましいんだこんちきしょぉぉぉ!!!」
「ちょっちょっと待ってナミさんの様子が可笑しいわ!?顔が真っ赤だし、凄い熱よ!!?」
「……こいつは拙いぞ!?サンジベットだ、大急ぎでベットに運ぶぞ!!」
「ナ、ナミさぁぁぁああああんっっ!!!??」
ナミの体調が急変した事を受け大急ぎで彼女をベットへと担ぎ込む、取り合えずエターナルポースはウソップへと預け逐一チェックしながらの舵取りを任せる事にした。顔を酷く赤くしながら息を洩らすナミへと濡らしたタオルを当てながらビビは病気の原因はグランドラインの気候の影響だと言う。
「この中で少しでも医療を齧ってる人は誰?少しでも良いの」
「ナミ」
「ナミさぁんだ…」
ビビはやっぱりと唇を噛むがその中で一人、手を上げていた。ビビは視界の端に映っていたレウスに希望の光にも見た物を見た。
「本当に少しでも良いんだったら……」
「それで良いの、お願いレウスさん!」
「解った。サンジ、応急キットを早く!」
「お"う"!!」
ナミのみを心配しながら号泣しているサンジは一旦部屋から出ると瞬時にその手に応急キットを持って戻って来たその速さに思わずルフィが驚いて飛び上がるほどに、その中にあったキットを使いながらナミの身体に器具などを当てながら診察を開始するレウス。一同が固唾を呑んで見守る。
「お前、医者だったのかレウス?」
「本格的な治療は出来ないけどな。島に居た頃、余りにも暇だったから襲ってきた海賊から色々奪ってた本とかを読んでた。その中には医療関係の物もあったからな、それを元に数回病気になった時は自分を治療してた」
「何でも良いがらナミざんをぉぉぉ……!!」
「解ってる……!」
慎重に診察を続けていく中、レウスは体温計を見ながら眉をひそめながら驚愕した。今のナミの体温は40度という高熱だった、通常だったらあり得ない体温だ。確実に拙い……!!
「おいサンジ。俺から抜けた爪とか牙が入った袋を「持ってきた!!」早いな!?まあいいや
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