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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第61話 宣戦布告 カイトはライバル?
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…な?」
カイトは、ゆかりを説得していた。
これが、さっきの男相手だったりしたら、問答無用で即攻撃! だが ゆかりにそうする訳にはいかないから説得を。それを訊いたゆかりは、渋々魔具を下ろした。
「むぅ〜……、カイトさんがそういうのなら
今の所
(
・・・
)
はカンベンしてあげるですー! でもカイトさん。忘れないでくださいよー」
「ん?」
ゆかりは、カイトのほうを向いた。
「わたし達はライバルです〜! 助けてくれたのはとても嬉しかったですけど、それはそれ、これはこれなんですー! モカさんは、カイトさんには渡さないです! カイトさんに負けないです!!」
つくねにそうした様に、カイトもビシッっと魔具を向けられた。
ある意味、敵意を向けられたが それは気にせずカイトは笑う。
「ははは。判った判った。とりあえず、仲良くはやろう。な?」
向けられた魔具の先端を手で下げると、カイトはゆかりの頭を撫でてあげた。
「きゃっ! 何するですーー! カイトさんは、ライバルだって………! ふあぁぁ……」
「ライバルって呼ばれるより、オレは友達って呼んでくれた方が嬉しいかな。ほら、助けたお礼って事で、そう呼んでくれたら嬉しい。あー、後出来ればつくねの事もな。悪い奴じゃないから」
カイトは、暫くゆかりの頭を撫でる。
「(あ……、誰かに撫でられたのなんて……。パパさんママさん以外で初めてでしたです……。な、なんだか……、って、ううん! カイトさんは強力なライバルなんです!!)もう!子ども扱いしないでください!」
ゆかりは、顔を赤らめながらも 方向転換してモカの方へ向かって飛びついていった。
「ううう………」
忘れかけられてたつくねはただただ、デフォ涙を流しているのだった。
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