暁 〜小説投稿サイト〜
ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第61話 宣戦布告 カイトはライバル?
[4/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
スッポン! モカさんの相手がカイトさん|なら《・・)ともかく! あまりにもレベルが違いすぎです〜!」
つくねは、ゆかりの「カイトさん〜」の部分で、更にダメージを食らっていた。クリティカルヒット! と言うヤツで、その言葉が身体を貫いてしまった様だ。
つくね自身が結構、いや かなり気にしていた部分だったから。
「わたしはモカさんが好きだから……、 あなたみたいな人に美しいモカさんを汚されたくないです!」
「………………」
怒っていたつくねだったが、最終的には何にもいえなくなり、黙ってしまう。
見かねたカイトがつくねに耳打ちをした。
「(……おい、つくね。あんまし気にするなよ? ほら 子供が言ってる事だし)」
「(ううう………でも……)」
比較されている本人からの慰めは時として相手を更に傷つけてしまうのだが……、今は仕方がない。つくねの味方と呼べるのはこの場ではモカとカイトだけであり、モカはゆかりの方にいるのだから。
「だから宣戦布告ですーーー! マジカルステッキ!」
ゆかりが ジャーーーンと取り出したのは可愛らしいステッキ。
「おっ 魔具か」
「そうですー これを使って二度とモカさんに近づけなくしてあげるです〜〜」
ゆかりは、ステッキを掃除道具入れに向ける。
すると、 ひとりでに道具入れの扉が開き、その中から箒・ちりとり・バケツ、色んな掃除用具が次々飛び出してきた。
それらは、意思を持っている様につくねに向かって飛来してくる。
「な、なぁあああああ!!」
容赦なくつくねを集団リンチする様に袋叩きにしていた。
「つくねーーー!」
「おいおい大丈夫か?」
ギャグの様な展開だが、流石に痛そうだったから、カイトとモカが近づいていく。
「な……何コレ………?」
結構頭辺りを叩かれて、血が出ているつくね。でも やっぱりギャグっぽい傷だったから、とりあえずは大丈夫そうだ。
「コレは魔法です〜 カイトさんが言った通りこの
魔具
(
マグ
)
で魔法を発動して操ったんですー!」
そういうと、ゆかりは嬉しそうにポーズをとりながら堂々のカミングアウト。
「わたし魔女なんですー これからはモカさんに近付く男はわたしの魔法で撃退しちゃいますーー♪」
つまりは、今まで知る中で4人目正体カミングアウトである。完全な校則無視。
「え、えっと 正体明かすの校則違反じゃ………?」
「うるさいですー モカさんに近付かないでくださいですー!」
つくねのツッコミが気に入らなかった様で、そのまま掃除用具を操って攻撃再開。
「ぎゃああ!!」
再びリンチされるつくね。
「まっ……、まーまーそこまでしなくても……
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ