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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第61話 宣戦布告 カイトはライバル?
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は十分だった様だ。
「わーーい! うれしいです〜〜」
モカの胸に飛び込んで、抱き着く力を上げていた。
「きゃあーっ」
「ははは。 さっきまでの印象が吹っ飛んだ。元気いっぱいだなこの子は……」
「カイトさんもありがとうです! モカさんほどじゃないですけど! あなたの事も好きですー(ライバルですけどねー)」
モカに抱きつきながら、ゆかりはカイトの方も見てそう言った。
「それはそれは 光栄だよ」
カイトは手を上げて答える。ゆかりの心の言葉は、何となく通じた様で ただただ苦笑いをしているのだった。
その後、ゆかりはそのまま抱きつきながら、一緒について来た。
「わぁ♪ モカさんて見た目より胸おっきいですーー」
背中から手を回し、モカの胸をモミモミしながら歩いていた。
制服を着ているとはいえ起伏にとんだ2つの膨らみが、ゆかりが力を入れる度に形を変える。
「ひゃ……!」
くすぐったい……と言う感覚ではない。何と言えば良いのか、兎に角モカは顔を赤らめていた。
その後もゆかりの行動は止まらずエスカレートしていく。
「わぁ、やわらかーーい! こんなの夢見たいです〜 」
最終的には、モカを押し倒してそのまま何度も何度も胸の柔らかさを堪能していた。
「やめ……っ な、何だか力が抜けちゃう〜……」
強引に振りほどく事も出来ず、成すがままの状態のモカ。
それを後ろで見ていたカイトは、ただただ苦笑い。
「まあ、つまり…… 元気良い事、仲が良い事は良い事だよな……? つくね」
つくねに同意を求めようと振り返ったが、つくねは許容できない様子。
「いやいやいや!! 止めなよ! 幾らなんでも行き過ぎ! ちょっと待ったーーー女の子同士で何やってんの!?」
カイトが止めないから、つくねが止めに入る。
すると、あからさまにゆかりは不機嫌な顔をしていた。
「ジャマしないでくださいです〜。 わたしあなたの事もよく知ってるんですよ!」
その後のゆかりは、頭の中に入ってるつくねのデータを大きな声で読み上げた。
青野月音
成績 :中の中
運動能力:人間並
趣味特技:なし!
絵に描いたような平凡男!!
正直痛い所をドストレートに言われたつくねは、当然ながら深く深く傷ついてしまう。
「(まあ…… 子供は素直だって言うけど、流石にこれは大ダメージだな)」
つくねは、ダメージを受けたが、それでも何とか回復した。……非常に頭にきている様子だった。だけど相手は子供だから、と我慢をして堪える。
でも、どんどん畳みかけるのはゆかり。
「モカさんとはまさに月と
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