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艦娘達と少し頼りない提督
着任〜艦隊合同作戦
何かに目覚めた加賀
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は先に進もうとすると
「あの、手、繋いでも良いですか?」
加賀ちゃんはやや上目遣いで聞いた。この破壊力のあるお願いに加賀さんの方は完全に女性としての本能、つまり母性が目覚めた。
「勿論、良いわよ」
二人の加賀は内心ガッツポーズを決めつつ執務室へ向かった。
二人が執務室へ向かう途中に神通と会った。 
本来なら軽く会釈する程度だが
「あら、加賀さんが二人いますね」
「新しく来た子です。加賀ちゃん、此方は神通さんです。」
「よ、宜しくお願いします。」
加賀ちゃんが緊張気味にお辞儀をした
「可愛い子ですね。二人が手を繋いでいるのを見ると親子みたいでしたよ。」
「そ、そうですか?」
まんざらでもなさそうに二人が同時に答えた。
「それでは、私は駆逐艦の対空演習を見に行きますので」
「そう言えば、提督があまり無理をしないようにとのことです。」
「ありがとうと、お伝えして下さい」
神通はそう言い後にした
「親子みたい、ですか」
その瞬間加賀の脳裏にいつものピンク思想が浮かんだ。
このまま、加賀ちゃんを提督に見せれば既成事実を成立させ、ケッコンカッコマジができるではないかという、いつも通りの思想である。
「これからは、私の事を母と思ってくれて良いわよ」
加賀ちゃんは急にそんなことを言われたので思わず
「はい?」
と言ってしまった。
「まあ良いわ、いきなり母と思ってくれて良いなんてなかったわね。さて、ここが執務室よ。」

次回へ続く
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