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は簡単に取り外せず、綾波レイかアスカ二式のバッタモンみたいなプラグスーツに接続されているチューブも外していく。途中切断の危険度などは考慮されなかった。
「サガラさん、この女はテロリストです、射殺しましょう」
「は?」
何かテッサの言葉のような甲高くて弱い声を聴いてしまい、人違いかデコイと思ったが、すぐにいつもの調子に戻った。
「何人の体乗っ取ろうとしてんの? このクサレビッチのアホンダラがっ!」
下品で感情的で口汚い姿を見て、本物だと納得したが、また表情が変わった。
「サガラ軍曹、この女は人類滅亡を目指すテロリストです、すぐに射殺しちゃって下さい」
「なめんじゃねえわよ、この腐れ***がっ!」
「先程お別れした後、サガラさんは私のベージュのブラを持っているはずです、それが私がテレサの証拠です、さあ、すぐ射殺を」
ソースケが先程の目隠しを取り出すと、ブラの色はベージュだった。
「あんたもなにテッサのブラ盗んでんのよ、それもこんなBBAブラ」
「どこがBBAですか、これはちゃんとしたブランドの商品でっ」
ネット通販だったのか、メイドインチャイナの偽物を掴まされていたテッサ。
「ペッペッペッ、このロリBBAがっ、どうせ16歳ってのも嘘で、120歳越えのクソBBBBBBAなんでしょ、正体を現せっ」
「きいいいいっ、貴方の方がBBAですっ!」
誕生の時分秒まで同じ少女は、相手が年齢詐称のBBAだと言い張って、一つの体の中で罵り合っていた。
「そうか、残念だチドリ、お前が自分の意志で大規模テロを起こそうとしたとは。救出は間違いだった、今すぐ死ね」
いつもの真顔で躊躇なくカナメを射殺しようとしたソースケ。
「うおっとおっ、あっぶねえ、なにスンのよ、このスカタン!」
ウィスパードの予測能力で回避したが、ソ−スケからマジ射殺されそうになって驚くカナメ。
「9ミリでは不満か、ではこれで」
「ギャアアアアアッ!」
ロケットランチャーを目の前に突き付けられ、後退して爆破領域から離れるソースケ。カナメもテッサと入れ替わりながらも、どうにかメリダ基地内を逃げ回った。
「女一人殺すのに、ロケットランチャーとか、あんたやっぱりおかしいわっ」
「サガラさん、サクっと殺っちゃいましょう、ウフフフフフフ」
恋敵はサクっと殺害する方針のテッサ、ナミのSATSUGAIを指示して、ミラにも刺客かトマホークミサイルを送っているかもしれない。
「待てテロリストめっ!」
すでに戦闘モードオン、猛禽類の表情で獲物を追って追い詰めるソースケ。恋愛だとか任務の前には関係ないし、その女がどうしようもないテロリストで、人類の滅亡を目指しているなど許されない行為で、射殺以外の処置は有り得なかった。
「ちょっと待ちなさいよっ、話し合いましょう」
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