暁 〜小説投稿サイト〜
フルメタ妄想最終回
03女達の決戦?
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、じゃあ、第一回ウィスパード会議〜っ! ドンドンパフパフッ!』
 ナミが呼び出したので、久壇未良や確認されていなかったウィスパードまで招聘され、結構な人数が集まった。
『えっ? 私、研究室にいたはずなのに? チドリ・カナメ、テレサ・テスタロッサ? ああっ、また薬の後遺症でっ!』
 ロシアでソースケに救出されたミラは、この現象も薬物の後遺症だと思って頭を抱えた。
『ああ、幻覚じゃないよ、ここはオムニスフィアに近い場所。ウィスパードって呼ばれた子なら全員参加できるのよ。何かレナードはソースケと殺し合いしてるそうだから、呼び出すと悪いから今は不参加』
『え?』
 初対面の少女に気安く話しかけられ、困惑したミラだが「相良宗介」の名前を出され、一気に顔を赤らめた。
『あれ? アンタ、ソースケ好きなんだ?』
『は、はい……』
 本心を隠せない空間なので、赤い頬を押さえながら話す。ミラにとってソースケは、まさに白馬に乗った王子様だった。
 死んでしまった工作員は、逃げる道中揉め事を起こして「爪を噛むな!」と禁止されたり、命を救うためとは言え、怒鳴られる、殴られる、引きずられる等の暴力行為が多々あったので恋心が芽生えなかった。
 しかし同国人で日本語で話せて、ハインドを受け止めて戦ってくれた白いロボ、アームスレイブの搭乗者は、王子様以外の何物でもなく、ハートのど真ん中100点満点を旧NATO弾7.62ミリで貫通されてしまい、今も銃槍からドクドクと血を流していて恋心を押さえられないが、自分は薬物汚染ヤンデレリスカ爪噛みボーダーウィスパード、と言う最悪の物件なので告白もできず、秘めた恋心を募らせ、というか拗らせていた。
『あらゴメンナサイ、あたし、シャワー浴びてるソースケと一緒に、ウフフフフフ』
 勝ち誇ったようなナミの薄ら笑いに反応する女が三名もいた。
『『『何をしたのっ?』』』
 さっき、世界の終末を話していた時より真剣な表情で食って掛かるテッサ。
 何か「うはははは」とか笑っているカナメ。これが陣代高校ソフト部なら「この会話は終了」になったが終了せず、ミラは顔面蒼白になった。
『まあまあ、ちょっとした「過ち」って奴よ、ナムサクでASの対戦やってて、連戦連勝のソースケにボーナス出したかったんだけど現金が無くてね、体で払おうとしたんだ』
『ヒイイッ!』
 ミラが引きつけを起こして倒れ、カナメは実力行使に入ってグーで殴ろうとしたが、お互い実体がないのでスカッと通過して、相手も死人なので手出しする方法もなかった。
『偶然装ってシャワー室に入ってね〜、見つめ合う裸の男と女、後は分かるでしょ〜〜?』
 ナミは自分の体を抱いてキスでもするようなポーズを取ったが、嘘が通じない空間なので、そんな嘘は長続きしなかった。
『分かりません、サガラさんは
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ