第六章
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服への意識が?」
「顔も変わったわ。明るくなったじゃない」
「明るくなったかしら」
「そう。いい顔じゃない」
お母さんはその私の顔を見てにこりと言ってくる。
「その顔なら大丈夫よ。制服もね」
「これを着てもなのね」
「やっていけるわ。万全よ」
「そう。じゃあ行くから」
私は笑顔で返した。それでだった。
玄関を開けて学校に向かった。そうしてそのうえであいつに制服を見せに行った。もう制服に縛りとか邪魔とかそんなものは感じなかった。見せてやる、そう思って意気込んで学校に向かった。前向きになっている自分をはっきりと感じながら。
制服が邪魔をする 完
2012・9・4
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