課外授業のデイウォーカー
繁華街とリリス×情報交換と冥界からの連絡内容
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天使の技術は流出してるから抜き取る方法も知ってそうだ。ギャスパーは嬉しそうにしておけ、神器抜いた後の末路は知っていてもな」
神器抜き取りだけは阻止せねばならんし、その技術提供は吸血鬼のバックに『禍の団』が居る。抜き取りが未遂に終わってるが、アーシアの時と今では違う事を意味している。
「解放を口にしたマリウスの事だから、行動を近々起こすと私は思うわ。だからあのお茶会後に何か準備をしているようにしか、本当に卑劣すぎるとしか思えないわ、マリウス・ツェペシュ!」
「その怒りは内に秘めておけ。その怒りはマリウスにぶつけるとして、今は何があっても冷静な態度取ってないと城内に居る監視者から勘ぐられる。闇ギャスパーもそう言ってる」
リアスの瞳は怒りとなって燃えていて、自分の眷属を騙したマリウスが許さない。幸い一緒に話してたギャスパーも怒りに燃えるより冷静な判断力を持ってたからか、奴らの視線と言う気配が悪い方向へと進んでいない。真実を知っても冷静になってるんだから、リアスも他の仲間達も見習えと言った。ギャスパーも表では冷静を保ってるが、バロールと共に怒りが込み上がるかのようだ。
「いざとなったら、一真の船で脱出する事になるわね。今船はどこなの?」
「この城から遥か上空で待機中だ。例え結界張られようが、トレミー全体に結界を中和する機能を持っている。陸路で脱出するならベンニーアとルガールが用意してるだろうし、危険度は高いようだが二人共仕事してるからそれを無駄にはしたくない。アザゼルも酒飲みながら話だけをしてたのか」
「んな訳ないだろう。俺はハーフヴァンパイアが所有する神器調査してたさ。二日間ずっと酒飲んでいた訳ではないし、結果は思った通りとも言えるが昨今神器を持って生まれてくる者が多いらしい。理由は知らんが」
やはりと言うか、アザゼルもきっちり仕事はしてきたようだな。ずっと酒飲んでたらハリセンの刑にするが、俺の勘だろうとここに居るハーフヴァンパイアの神器については多いと思ってたがやはりそうらしいようだ。
ま、アザゼルの話だと吸血鬼側の神器関連の知識は皆無よりも余り明るい事ではないとの事。マリウスみたいな独学で調査する者もいるが、グリゴリの研究に比べたら到達出来てない部分もあるんだと。で、伝えるべきとこは伝えてきたらしい。
「おいおい。クーデターが起こったのだが、それで良かったのかよ。内政で揺れてる吸血鬼世界にいらん事を伝えても」
「一ちゃんの心配も当たるが、その事については無さそうに思える。俺と会談した研究者達は、クーデターが起きる前から研究に没頭してた奴らであり吸血鬼の誇り云々よりも俺の話に耳を傾けてくれた。聖杯に関しても主にマリウスが関わってるようだし、彼ら研究者達は謀反の気さえ無かった。なので教え
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