Vivid 01 「高町ヴィヴィオ」
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はなのはママ達よりもちゃんとお休みはもらう人だし、最近忙しそうにしてるって話は聞いてないから多分大丈夫なはず。
「ねぇねぇ、なのはママ」
「なーに?」
「お祝いしてくれるならパパも呼んでほしいな」
「え……ショウくん?」
戸惑っているように声を出したなのはママだけど、私はママのほっぺが赤くなっているのを見逃さない。
何を想像……もとい妄想したのかは知らないけど、そこは深く追求しない方が良い。まずはママにパパに連絡してもらわないといけないんだから。
「うん。最近あんまり会えてないし……ダメ?」
「ダメってわけじゃないけど……うん、分かった。パパにはママから連絡しとく。でもパパにもお仕事とかあるわけだし、無理だった時は諦めなきゃダメだよ?」
「うん!」
よし、これでパパとママを進展させるための第一歩はオッケー。
あとはパパが無事に家に来れてからだ。どうにかして良い雰囲気を作らないと……どうやったら良い雰囲気って出来るのかな。
私のお祝いってことだし、メインになるのは私なわけで……まあこのへんはいっか。パパやママに互いのことを意識させるような言動をさせればいい気がするし。
パパ相手にそれをするのは難しい気もするけど、ママ相手なら行けるはず。パパを前にすると素直になれないなのはママを私がどうにか素直にしてあげないと。ママと私の未来のために!
「それじゃあ、ヴィヴィオ」
「うん、ママ」
「「――行ってきます!」」
ママと笑顔でハイタッチを交わした私は、夜のことを考えながら魔法学校に向かって歩き始めた。
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