暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の軌跡〜
外伝〜メンフィル帝国のリベール王国への依頼〜
[1/9]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
”パンダグリュエル制圧作戦”が成功したその日の夜、リベール王国の女王――――アリシア・フォン・アウスレーゼ女王は孫娘であり、自分の跡継ぎであるクローディア姫と共に夕食を取っていると扉がノックされた。



同日、19:15――――



〜リベール王国・グランセル城・女王宮〜



「―――女王陛下、殿下!お食事中の所、申し訳ございません!早急に報告する事がある為、入室してもよろしいでしょうか?」

「え……」

「―――構いません。―――ヒルダさん。」

「はい。」

「失礼します。」

ノックの音に気付き、クローディア・フォン・アウスレーゼ王太女と共に夕食を中断したアリシア女王は女官長であるヒルダ夫人に視線を向け、ヒルダ夫人が扉を開けると王室親衛隊隊長のユリア・シュバルツ准佐が入室した。

「それで……報告とは何でしょうか?」

「ハッ!今しがた、グランセル城にメンフィル帝国の大使―――リウイ・マーシルン前皇帝陛下がペテレーネ神官長と共にご来訪されまして。可能ならば今夜中に陛下達との会談を希望しているとの事です。」

「ええっ!?リ、リウイ陛下とペテレーネ様がですか!?確か陛下はエレボニアとの戦争の為のメンフィル軍の総指揮官としてメンフィル軍を指揮をされているのに、何故………」

アリシア女王の質問に答えたユリア准佐の報告を聞いて驚いたクローディア姫は戸惑いの表情をしていた。

「……リウイ陛下達の話によると会談の内容はそのエレボニアとメンフィルの戦争の和解の件について女王陛下達に依頼したい事がある為との事です。」

「ええっ!?メンフィルとエレボニアの戦争の和解の件で私達に依頼ですか!?」

「…………………わかりました。準備ができ次第すぐに会談に応じるとお伝えしてください。―――ヒルダさん、急で申し訳ございませんが陛下達との会談の為の部屋の用意を。」

「―――かしこまりました。」

ユリア准佐の説明にクローディア姫が驚いている中目を伏せて考え込んでいたアリシア女王はユリア准佐に答えた後ヒルダ夫人に指示をした。その後アリシア女王とクローディア姫は客室の一室でリウイ達との会談を始め、ユリア准佐はアリシア女王達の警護の為に扉の前の守護を始めた。



〜客室〜



「―――夜分遅くの突然の訪問に応えて頂き、心より感謝する。アリシア女王、クローディア姫。」

「……ありがとうございます。」

アリシア女王達との会談を始めたリウイはまず二人に感謝の言葉を述べ、ペテレーネもリウイに続くように感謝の言葉を述べた後会釈をした。

「いえ………両帝国の間で起こってしまった戦争を和解へと導く事は私達リベール王国が心から望んでいる事ですので。」


[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ