零部
九章
魔刀秋水
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異国タマモ
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紫色の髪の少女は布団で寝ている狐耳の少年に九本の尻尾を束ねて振り下ろした
「ソゲブ・・・・・・秋水ちゃん、いつも言ってるよね。尻尾でたたき起こすなって」
「そんな事知らないわ、すぐに起きない主が悪いんでしょ」
「たく、極弐になって前より強くなってるのに・・・やるなら加減ぐらいしてくれ・・・ムニャムニ・・・Zzz」
「だから・・・起きろって言ったでしょ」
そう言った後にまた少年は眠りについたが、秋水は少年の服の襟を掴み、城の外に投げ飛ばした
「うわぁぁぁ」
ドッカァァァァァン
少年は頭から地面に突き刺さっていた、そして秋水が少年の足を掴み地面からサツマイモを引き抜くように地面から引っこ抜いた
「何回寝るの?・・・シュウあの娘達が動き始めたわよ・・・止めに行かなきゃ」
秋水のその言葉を聞いた瞬間、シュウと呼ばれた少年のさっきまで眠そうな目とは違う目に変わっていた
「最上大業物14工が動き始めたんだな・・・秋水、とにかく今はサイセイに向かおうか」
「その前に服を着替えなさいよ」
秋水にそう言われたシュウ嫌そうな顔をしながら、黒と紫を基調とした和服に着替えた・・・その姿はかつて罪王と呼ばれた彼の姿だった
続く
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