ガンダムW
1682話
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アクティブクロークに守られている部分は何とかなったが、頭部や手足の先端部分といった場所は大きく被害を受け……中でもツインビームサイズを持つ為の両手が破壊されたのは、デスサイズヘルにとって大きな痛手だった。
宇宙空間に浮かぶツインビームサイズを見ながら、俺はビームサーベルを振るい……デスサイズヘルに対して致命傷を与える。
同時に、映像モニタに俺の勝利だという文字が映し出される。
うん、トールギスよりは使いやすい機体だったな。
それでもミロンガ改の方が機体性能……いや、機動力や運動性という意味だと大きいけど。
そんな満足感とも不満ともつかない思いを抱きながら、俺はシミュレータから降りる。
「くっそぉっ! いけると思ったんだけどなぁ……」
俺と同じくシミュレータから降りてきたデュオが、悔しそうに叫ぶ。
周囲から視線を集めるが、デュオは全く気にした様子がない。
……まぁ、ガンダムのパイロットとして有名なんだし、それは仕方がないか。
視線を集めるのにも慣れてるんだろう。
「デスサイズヘルは、近接戦闘という意味だとウイングゼロよりも優秀だが、武装がツインビームサイズに頼り切っているのがな」
「うーん、けどよ。他に色々と武装があっても、俺の性には合わないんだよな」
デスサイズの時もそうだったが、ビームサイズ以外にはバスターシールドとバルカンくらいしか武器がない。
良くも悪くもビームサイズの比重が大きいのだ。
いや、俺個人としてはそれは嫌いじゃないんだけどな。
だが……デュオがそれでやっていけるのかどうかと考えれば、微妙なところだろう。
いや、W世界でなら問題はないか?
実際、原作でもデスサイズヘルで最後まで戦い抜いたんだし。
もっとも、原作では最終的にガンダムとその協力者が集まってGチームという勢力となった。
そう考えると、この世界では俺達がそのGチームの役目になるのか?
まぁ、ハワードやピースミリオン、サリィ、ヒルデといった風に原作でGチームにいた面子もいるが……逆に戦力という意味では、カトル、ヒイロ、トロワの3人はいない。
代わりに俺と綾子がいるし、原作では壊滅した連合軍のバックアップもある。
そう考えれば、最終的には原作よりも今のシャドウミラーの方が戦力は上なのか?
「ま、お前がそれでいいのなら構わないさ。それに、どうしても武器が必要なら、それこそトーラスカノン辺りを借りてくればいいんだし」
このW世界では、武器にエネルギーを込めるという仕様の為、他のMSの武器も普通に使えるというのはありがたい。
勿論MS側でFCSを調整したりしなければいけないが。
シャドウミラーの機体が使っている武器の場合、基本的に機体側のエネルギーを使う物が多い。
そ
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