暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第2章:異分子の排除
第47話「激動の世界」
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ないだろう。
 それほどまでに強いからな...。

「じゃあ明後日の朝に決行だね。...気を付けてよ?この状況なんだから、ちーちゃんが私たちに対して相当警戒しているだろうから。」

「ああ。わかっているさ。」

 おそらく、突入前に気づかれるだろう。
 それでも、数はこちらの方が多い。短時間なら押せるはずだ。

「話は聞かせてもらったわ!」

「人類は滅ぼげらっ!?」

「いきなり現れてふざけないでください。俺も反応に困ります。」

 四季さんと春華さんの突然の登場に、手元にあったPCのマウスを投げつけてしまった。
 見事に四季さんの顔面に命中したが、当の本人はピンピンしてた。

「しっかりツッコミが出来てるじゃないか。」

「咄嗟の反応ですよ...。まったく、それで、何の用ですか?」

 この人達は本当に何を考えているのかわからない。
 俺や束でさえ予想だにしない事を仕出かしたりするのだ。

「千冬の足止めは、俺達に任せてもらおう!」

「失踪したはずの親が邪魔してくるとかなかなかひどいですね。」

「ぐはぁっ!?」

 皮肉を言ったら吐血するような動きをして膝をつく。
 ...いや、この人は何がしたいんだ...?

「とにかく、IS学園襲撃は私たちも参加するわ。」

「...いいんですか?そんな事をすれば...。」

「貴方達は私たちにとったらまだまだ子供よ。大人に任せなさい!」

 いい事言ったつもりな春華さんだが、俺達には楽しんでいるのが丸わかりである。
 ...ホント、何考えてるんだこの人達は...。

「...まぁ、そこまで言うのなら...。」

「ちょっと二人を加えてでの動きをシミュレートするねー。」

 束に作戦の組み立てを任せ、俺は二人の相手をすることになる。
 ...二人の相手は苦手なんだが。











   ―――賽は投げられた。

   ―――世界は乱れ、混乱に満たされるだろう。

   ―――後は、その矛先を一つの未来に収束させるだけだ。










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