第2章:異分子の排除
第47話「激動の世界」
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か?」
「一応ねー。今の状況なら、これで行けるでしょってぐらいかな。」
次の段階に進む際に、やっておかなくてはならない事がある。
それを為すためにゴーレムを使うんだが...。
「秋十君達がいる限り、足りない気もするんだがな...。」
「ここは悪役らしく、人質でも取ってみる?」
「それ、場合によっては噛ませ犬になる奴だろ...。まぁ、有効な手段だが。」
これはちょっと非人道的だから、母さんとかにも知らせていない。
...まぁ、傍から見れば大して変わらないけどさ。
「...ユーリちゃん、大丈夫かね。」
「あっ君とまではいかなくても、過酷な人生を歩んできたからね。決定的な裏切りとかがない限り、大丈夫だと思うよ。」
「なんなら、連れてきたら説明しておくか。」
そう。俺達がやろうとしている事は、IS学園の襲撃及びユーリちゃんの拉致。
エグザミアのスペックが露見してしまった今、何かしらの悪意に狙われるだろう。
だから、会社よりも“被害者”にする。そのために拉致するのだ。
「エグザミアは今は学園が預かっているから...。」
「俺が侵入して取ってくるさ。以前、千冬に付き合って奥の方に入ったからな。」
「じゃあ、任せるよ。ジャミングとかはこっちに任せて。」
まぁ、以前に俺が入っていなくても、その気になれば内部構造は分かるけどな。
「決行は?」
「早い方がやりやすいかもねー。」
「じゃあ、明後日の朝でいいだろう。」
「...仕掛ける側が言うのもなんだけど、割とひどいね。それ。」
ただでさえ混乱している状況なのに、その上早朝に仕掛けるのだ。
パニックになるだろうから、確かにひどいな。
まぁ、“悪”として名を知らしめるにはこれぐらいしないとな。
それに、下手に対策されると誰かを殺してしまうかもしれないし。
「警戒すべき相手はどれくらいかな?」
「まずISを使える連中だな。その中でも要注意が千冬と秋十君、マドカちゃん。次いでラウラ、生徒会長、山田先生、キリエとアミタって所か。ユーリちゃんは精神状態から搦め手に弱くなっているだろうし、他は実戦経験が少ないのが多い。」
「ゴーレムじゃ厳しいかなぁ。」
まぁ、ゴーレムは以前学園に来た数とは比べ物にならないけどな。
その代わり、ISコアを使用していないから滅茶苦茶弱いが。
「いざとなれば俺がゴーレムの指揮を執る。想起も暮桜もない千冬と、今の秋十君やマドカちゃんなら相手にできるだろう。」
「油断はよくないよー?」
「いや、しねーよ。できねーよ。既にどれぐらい強いかは知っているしな。」
最終世代としての性能を使わなければ一人ずつしか相手にでき
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