52.何時も無心で居る事は出来ない。何かしら考えてしまっている。
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魔になったらルーラで送り返す事を条件に、随行を承諾したのだが…これが、結構戦力的に役に立つ。
ただ…小言がやたらと多い。
あまりにも五月蠅かったので「オジロンにそっくり」って言ったらマウントポジションで殴って来やがった。
まぁ、そんな訳で今現在のパーティー構成を紹介しよう。
俺、ティミー、ポピー、ドリス、サンチョ、ピピン、ピエール(スラッシュ)、マーリン、プックル、プオーン、サーラ、ホイミン、スラリン。
結構頼もしいです。
今、俺達はエルヘブンと言う村を目指し航海をしている。
何でも、母マーサの生まれ故郷らしい。
オジロン達が調べてくれた様だ。
正直、今は母さんの事より、ビアンカの事の方が気掛かりだ。
とは言え、何ら手懸かりのない状況の為、流れに身を任せて行動するしかない。
まぁ、旅している内に情報が入ってくるだろう。
深く考えたら負けだよね。
最近やっと双子と打ち解けてきた様で、よくビアンカの事を聞かれる。
だが、その殆どが惚気話だ。
俺もビアンカとの惚気話を始めると、止まらなくなるのだ。
自分の子供に惚気話をする父親。
最悪だな!
この間、ビアンカとの初めての夜の事を話していたら、ピエール・ドリスの美少女ツートップに『子供に何話してんだ!馬鹿者!』って怒られちゃった。
でもポピーが『お父さんって本当にお母さんの事好きなのね。いいなぁ〜』だってさ!
ちょっと聞いた?
『いいなぁ〜』って言ったのよ!
俺の娘はパパに惚れちゃってる!?
いずれ『お父さんと結婚する!』とか言い出したら、俺王様の権力使って、近親結婚了承する法を強引に作るね!
そしたら娘は誰にもやらんね!
もー、可愛くって!
息子の方には跡取り問題もあるし、あっちこっちで女作ってもらいたいね。
ただしリュリュを除いて!
近親結婚了承法はグランバニアだけだし!
サンタローズはラインハットだし!
治外法権だし!
でも、純真無垢な瞳で『どうして僕とリュリュは、お母さんが違うのに兄妹なの?』って聞かれたらどうしよう…
なんて答えれば良いの?
『パパ、やらかしちゃった?』って言えば許してもらえる?
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