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世界をめぐる、銀白の翼
第三章 X《クロス》
帰還
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でしまった罪悪感と



「来て・・・・くれた・・・・」







そして、これからも共に生きていける希望の喜びだった。


「・・・・!!!」




そこで、「奴」が無言でなのはに波動砲を叩き込もうとする。

しかし、再び光の玉が飛び、今度はなのはの体を掻っ攫っていった。



その光の玉は今や形を変え、確かな両腕で彼女の体を支え、確実に両足で地面に足を付けていた。


どこかへと散っていた銀白の羽根が「主を見つけた」と言わんばかりにその者の背中へと集まっていく。




「おいおい・・・確かに条件はそろってたさ。翼持ってかれて、お前がいて、みんなが願う」

「あ・・・・・・」



「だけどよ、この状況はないだろう?俺を呼びたかったら、テメェが一言、こう言やよかったんだ」

「帰って・・・・?本物?」



「オレは世界最強だぜ?誰かが名前を呼んでくれれば、そこに駆け付けんのが――――――」




「舜君!!!」





「主人公って・・・もんだろう!!!」





ド、バサァッ!!!!





蒔風舜、帰還す

幾多の希望と、数多の願いを背に受けて






「オレの仲間に凝り性もなく・・・・いや、これはまだ過程か?」


その男、敵を睨みて拳を握る。
相対するは、対にして同なる者。




「その通り。ようやく軌道に乗ったぞ主人公」



「奴」が言う。ここからなんだと。
蒔風も言う。ここで終わりだと。



世界を食らう男と、世界を護る男






感動的な帰還はともあれ、二人の因縁はここにて決着する。



to be continued

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