第三章 X《クロス》
日常
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「おいどうした!すごい音が・・・・・」
「「ロリコンカリスはだめです!!」」
「なんという言われッ!?」
パリンポーン
そんな軽い音がして、始の体が宙を舞う。
身体は真っ直ぐ。まるで人形を投げたかのようにすっ飛んで行った。
ちなみに気絶してます。なんという早業。
『は、始ーーーーー!?』
『どうしたんだい?』
『は、始がいま上から落ちてきたんだよ!!』
『落下出会い系ジョーカー?』
『こ、これがテンプレという物かい!?』
『バカなこと言ってないで医務室に連れてくの手伝ってくれ!!』
下の方からそんな剣崎と翔太郎、フィリップの声が聞こえてきたが、今は気にしていられない。
「イクスが私が守ります!」
「いいえ!私こそ適任!!」
そんなことを言い合っている二人はやがて、じゃあ強い方が守れる、ということで訓練場に向かっていく。
途中で見つけたイクスも捕まえ、これで役者はそろった。
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そのころ、そこから少し離れた部屋
「泉さん。私、なんていった?」
「EARTH」の一室。
そこで正座させられたこなたが、目の前のハルヒに凄まれていた。
そのハルヒの手には一枚の原稿用紙(漫画用)。
握られている一枚には大きなインクをこぼした跡があり、失敗してしまったことを表していた。
この部屋にはいくつも机があり、今はこの二人しかいない。
ついさっきまでは長門やみくる、かがみ(ガタックに非ず)につかさ(ディケイドに非ず)、さらには朱里と雛里、西園などもいたが、今はいない。
外の扉にはデカデカと「男子禁制!!」と書かれており、ここで一体何が描かれていたのかはまあイメージにお任せしよう。
こなたは汗を垂らし、ハルヒは「やっちゃってくれてるなもう!!」といった感じにそのこなたを見ていた。
「あらゆる祭りに参加するSOS団は、当然年に二回の「あの祭り」にも参加しようとしていたわ。そして今回無事に受かって、サークル参加できました」
説明台詞乙
こなたはそう思ったが、火に油を注ぎそうなので言わなかった。
「そして、有志を募って漫画を描いていました。さすがに内容が内容だから男子はなしで」
そう、そうして作業してて、こなたがこうしてミスってしまったのだ。
それはまあいい。
あらかた文句言って、ハルヒは原稿用紙を買ってきてくれとこなたに頼んだ。
ここからの一連のやり取
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