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世界をめぐる、銀白の翼
第三章 X《クロス》
日常
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うやらこの騒動の立ち位置を掴んだ模様。


そういっていると



ガシッ、ガシィ!!



と二人が互いの肩をギリギリと掴み


「スバルさんの家はもう大所帯でしょう?食費とか大変なんですから、うちでイクスを・・・」

「いやいや私はもう一人暮らしだから実家は大丈夫だし、一人暮らしのルネッサさんこそイクスの面倒見るの大変でしょう?」


そんな話し合いを始めた。

笑顔で。でもこの笑顔カタイヨー



「でもやっぱり金銭的にうちの方が」

「ウチはお父さんがもっと働けばいいんですよ!!」

「ゲンヤさんオワタ」


その言い合いを見てエリオが呟く。
ゲンヤさんご愁傷様。
スバルの思考に「自分が」という選択肢はなかった。



「だってそれだとイクスと過ごす時間が無くなるじゃん!!」




さいですか。




と、そこに



「まてーーーい!!」



ガラガラ、ばん!!と勢いよく扉を開いてそこに現れたのは、夜天の主・八神はやて。
ヴィータと初代リィンフォースを引き連れて、駆けこんできた彼女は開口一番こう叫んだ。



「幼女がいると聞いて!!幼女をもらえると聞いてきました!!」



バリーン!!



「かわいい幼女をモノにできると聞いて!!おねーさん大歓迎だ!!」



そして、窓ガラスを割って来ヶ谷が登場。
何かのアクションシーンか何かのようだ。


ちなみに


「来ヶ谷さん!?こ、ここ36階!!」

「幼女がいるのなら」

「不可能を可能に!?」



真人と言い、こいつと言い、“輝志”って怖い





「幼女幼女!!ハァハァ」

「うちには幼女分がたらん!!古代ベルカ的な意味でも、うちが引き取ったる!!」



「いろいろ危なそうなので!!」「ダメです!!!」




ドコッッ!!





ひとしきり叫んだ来ヶ谷とはやて。
その二人の腹部に、スバルとルネッサの重い一撃が叩き込まれた。


その一撃で沈む二人。
崩れ落ちる二人を、それぞれリィンフォースとヴィータが抱えあげた。


「だ、大丈夫ですか!?」

「はやて、はやてー!!早く誰か来てくれよ!!このままじゃはやてが死んじまうよ!!」



とは言う物の、来ヶ谷はリィンフォースの胸に埋まって幸せそうだし、はやてははやてでヴィータを抱き枕にして至福そうだった。


「あっちの心配は・・・」

「いらないみたいだね」



そんな二人を見てキャロとエリオが脱力していると、今度は開いたままの扉に相川始が現れた。




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