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世界をめぐる、銀白の翼
第三章 X《クロス》
決着
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はない。



しかし




《こぉ〜りゃ・・・・もしかするとだねぇ・・・・・》




そしてその場に光が満ち、男の姿が消えて行った。



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翌日


「EARTH」の周辺に突き刺さった十五天帝のうちの一本、青龍の前に「EARTH」メンバーの大半が集まっていた。


青龍の一番前には一刀が立ち、理樹と観鈴も一緒にいる。
クラウドは少し離れたところでバイクに寄りかかってその様子を見ていた。





「なあ・・・あんたがいなくなって一年たったけどさ」




それは報告だ。
ただの活動報告。


一周年でも、一周忌でもない




彼は、いなくなってたとしても、死んだわけでもないのだから



「世界は・・・・今日も平和さ。な〜んにも、なかったさ」



ニカッと笑ってそういう一刀。






何一つ変わりない世界。

何もなかった。


結局報告はこうなった。



しかし、その中には多くの想いが詰め込まれている。







太陽が眩しい。



その中に、光る羽根が見えた気がした。





to be continued


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