第三章 X《クロス》
銀白
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の連携攻撃。
だが、直後その場からセフィロスは消え、はやてを真下の地上から吹き上がった火柱が襲った。
気づくとセフィロスは一刀の前に立ち、激しい剣撃を繰り返していた。
セフィロスの一撃に一刀の剣は次々と弾き飛ばされ、しかし一刀の手の中には次々と剣が現れそれを以って応戦していく。
しかし
「こっちが出してんのは剣だけじゃないってのに・・・!!」
「ほう・・・武器だけでなく能力までも写し取る、か」
そのすべてが、セフィロスにとっては初見であるであろうにもかかわらず見切られ、回避、弾かれていってしまう。
そう言った攻防で固まってしまったのか、一刀はそこで剣を手放すべきだったのを、握りしめて受けてしまったために剣を弾き飛ばされてしまうだけでなく腕まで跳ね上がってしまった。
胴体が無防備にさらされる。
そこにセフィロスの手のひらが「そっ」と当てられ、そこから電撃の槍が噴き出そうと爆ぜはじめた。
「させるか!!」
と、直後セフィロスの手と一刀の腹の間に、理樹のバリアが入り込んで、その電撃を見事に防いだ。
だがその衝撃はどうしても通してしまい、一刀の体が後方に吹き飛び、腹の部分の服が吹き飛び身体が地面を抉り飛ばした。
「・・・・ほう」
だがセフィロスは防がれたというのに、全く悔しがることもなくむしろ面白いものを見たといった顔をして理樹へと向かう。
が、理樹のバリアにはさしものセフィロスの刃も通らない・・・というわけでもなく、しかし少し食い込んだところで止まっていく。
しかも理樹のバリアは即座に元に戻すことができるし、流動させればさらにその性能は上がっていくのだ。
それを知りつつ、セフィロスはどんどん切り込んでいく。
さして効いていないというにもかかわらず、まるで敵を嬲るかのように。
そこに、クラウドが追い付いてくる。
セフィロスの腕を切り落とそうと、理樹のバリアに伸びる腕に大剣を振り下ろすクラウド。
だが、セフィロスは長刀から片手を放し、あろうことかその大剣の刃側を掴んでそれを止めた。
「な・・・に・・・・!?」
そして、その剣を投げ飛ばすセフィロス。
クラウドは体を持って行かれて、この場から離されてはまずいと思ったのか、とっさに剣を放してその場から飛ばされるのを防ぐ。
剣を手放してしまうものの、セフィロスの腹に蹴りを入れて理樹から離し、その手に理樹がバリアでの剣を作り出して握らせた。
理樹のバリアに魔晄の力が充満していき、さらに開翼までしてクラウドがセフィロスに切りかかって行った。
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