第三章 X《クロス》
銀白
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、瞬間その姿が消え、クラウドの背後のメンバーのど真ん中に出現した。
「速・・・・」
「お前の大切なものを奪いに来た」
そして、破壊が振るわれた。
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ギンギン!ガァン!!
「グア!!」
「うぐっ!?」
セフィロスの振るう剣をキバエンペラーフォームとヴィータが受けていく。
しかし、二合打ち合っただけでその武器が弾き落とされて身体を切り裂かれていった。
崩れ落ちる二人。
今すぐにではないものの、放っておけば命が危ない。
と、そこにシグナムが切り掛かって行き、そのあとに続いてセイバーも向っていった。
が、攻めていたのは最初の一打ちのみ。
そのあとはすべて防戦一方だ。
「こちらは二人掛かりだぞ!?」
「こいつ・・・剣の英霊である私よりもッ・・・!!」
「フッ・・・・ン!!!」
セフィロスが思い切り剣を振るうと、斬撃が飛び放たれて二人を直撃した。
二人はそれを受けようとするが、触れた瞬間に体ごと吹き飛ばされて地面をえぐる。
「やめろ!!」
と、そこにクラウドが駆け込んでセフィロスの前に立ちふさがる。
しかし、クラウドの剣を撃ちあうこともなく、その大きな面を蹴りあげてセフィロスは彼を相手にすることもなく次々にメンバーへと切り掛かって行った。
刀が振るわれ、そこから炎と電撃が噴き出て五、六人が吹き飛んだ。
何も、特殊なものではない。
ただ単純に、強力な攻撃であるということ。
今や少女たちはその長刀にはめこまれている、マテリアの中に封じ込められていた。
その力を猛然と振るい、今や両翼の旧英雄は、その場にいたメンバーの七割を削り取っていた。
「ディバイン!!」
「トライデント!!」
「バスタァー!」「スマッシャァーー!!」
桜色と金色の、二色の砲撃がセフィロスへと放たれ、大気との摩擦熱で炎を上げながら彼女らの杖から放出される。
それを見ることもなくセフィロスは背後から迫るバスターを真っ二つに切り裂き、スマッシャーの外側二本を相殺させ、最期の金色は召喚したモンスターを盾にして防いだ。
そのモンスターの鎧は爆発によって四方に散り、ほかのメンバーを叩いていく。
しかし、それでも臆すること無く夜天の主がその頭上に膨大なる質量の魔力を叩き落としてきた。
十年来の友人同士だからこそ
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