第三章 X《クロス》
海中
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ていたリングも砕け、自由に動くようになっていたのだ。
そうなれば後は防ぐのみ。牙を、爪を、尾を使って刃を弾き、砕き、何とかしてそのすべてから身を護ったのだ。
とはいってもやはり体に残ったダメージは相当なモノで、驚異的な肺活量を誇るクロコダイルアンデットの口から気泡があふれ出てきていた。
(ちょうどいい・・・・・息継ぎついでに、貴様のその魂)
ゴォッ!!
(噛み砕いてやる!!!)
ますでスクリューでもついているかのような加速で、一気に飛び出していくクロコダイルアンデット。
目指すは海上で息継ぎをする理樹。
ギラリと牙が光り、猛然と理樹の背中へと襲い掛かり
「もらったぁ!!!」
その牙に、確かな衝撃が走った。
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「オラァ!!良太郎、大丈夫か!?」
「何やモモの字。心配してくれとんのか?」
「ばっかやろう俺が心配してんのは良太郎の方だ。てめえは殺しても死なねえだろうか!!」
こちらは中級アンデットとの戦場。
そこでは仮面ライダーたち、サーヴァント数名、そして魔道士も数名戦っている。
「うわっ!!」
「スバル!!」
「危ないっ!!っと・・・こらこら、女の子には優しくしな、よッッ!!!」
倒れたスバルのもとにウラタロスが加勢に入り一体アンデットを吹き飛ばしたが、いかんせん相手の数が多すぎる。
まだまだ出てくるみたいだし、こちらの戦力はじわじわと削られていっていた。
「ありがとうございます!」
「いやなに。かわいい女の子を傷つけるような奴にお仕置きしただけさ」
「下がれーーーーーーーーーーーー!!カリバーが来るぞぉォォォおおおお!!!」
「おっと!!?」
「ヤッバいねぇ!!」
「エクス・・・・・カリバァーーーーーーーーー!!!!」
ゴオォウ、ドォン!!
直線状に味方がいないことを確認したセイバーから、金色の剣閃が放たれて多くのアンデットが宙を舞った。
しかし、まるでその穴を埋めようとするかのように即座にアンデットはザラザラとあらわれてきて、再び混戦へと逆戻りだ。
「これじゃきりがない!!」
「ゴキブリとのために体力は残しておきたいのだが・・・・!!!」
「いくら雑魚だっつってもこのままじゃ・・・・・!!!」
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