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世界をめぐる、銀白の翼
第三章 X《クロス》
戦闘
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ないのだ。




勝利のために、一国の王が森を走る。




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「オオオッッ!!」


ドンッ!ドドドドンッ!!!



桜の森を抜け、離れた荒野。
そこで五つの爆発と共に、アンデットが吹き飛んでいた。


その中心にいるのは、クラウド・ストライフ。

その様子を、大きな岩の上に立ってドーベルマンアンデットが眺めていた。



「一薙ぎで中級アンデット五体を一掃。さすがですねぇ(ドンドン!)」


そう言いながらも、クラウドへと発砲を続けるドーベルマンアンデット。
それをも弾くクラウドだが、服はすすけており、頬にもうっすらと切り傷が出来ていた。


さっきからこいつはそうだった。
下手な戦闘は行わず、どこから出てきたのか分からないが中級アンデットを呼び出してそれをクラウドにぶつけていたのだ。



「オレァまだまだ未熟者よ。ですからこうして入念にいかっせてもらいまっせェ!!」

「こいつ・・・・」

「イケイケイケぇ!!!」



ガァァァアアアアアアアアアアアアアあああ!!!!



一歩引き、無茶はせず


自分の力量を見て、前面衝突は避けるこのアンデット。
絶対に周囲からアンデットが離れない。




「かかって・・・・こい!!」

「俺は翼人ほど強くないんだ。賢く狡猾に、行かせてもらうましょうな!!」

「・・・・・ふん」



クラウドが剣を握り、ドーベルマンアンデットへと斬りかかる。
それを遮る有象無象のアンデット。



相手は強敵。
どれも一筋縄ではいきはしまい。





to be continued

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