第三章 X《クロス》
翌日
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し当てるティアナ。
「はっはっは、スカさんGJ」
「GJ!!」
「ご主人様!?理樹殿も鈴殿に言いつけますよ!?」
「やばっ」
「と、思ってすでに事情を知った鈴さんをこちらにご用意しています」
「理樹のバカ!死ねぇーーーーーーーーー!!!」
「ガンッ!?(ドキャッ!!)」
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「・・・と、漫才はそれくらいにして」
「顔をそんなにボコボコにされて漫才と言えるのかい?」
そんなこんなで本題に入る三人。
少女らの力など、事件に関する内容を聞いたうえで、スカリエッティが邪神に関しての推論を話し出した。
「あくまでも推論だがね?彼女らの力は邪神を強化するためのものだ」
「ああ・・・・それはもうわかっている」
「時間や存在に関するもの。単純に力と知識、さらにはそれだけのものを受け入れるだけの器・・・・」
「そう、そのために彼女たちはさらわれたと考えるね。全く、十分に世界を破壊しうるじゃないか」
「なんであの年なのか、とかは分かったの?」
「わからない・・とまでは言わないが、まだ予測の域を出ないよ。推論にもならない」
「そうか・・・」
「それに、いまさらそれを知ってもしょうがない。それよりも・・・」
「なんで全員揃ったのにいまだ動きがないのか、ということね?」
そう、そこが不安なのだ。
なぜせっかく全員がそろったというのに、その邪神というのが出てこないのか。
もし既に活動しており、人知れず動いているのならば厄介だ。
「ふむ・・・これも推論だがね」
「それでも十分です」
「なにぶん十人という人数だ。対象も少女・・・つまりは比較的不安定な年齢。取り込むということは一つにすること。そのために、全員がある一定値以下にまで落ち着かないとダメなんじゃないかな?」
「つまり、今は復活させるために調整中・・・ってこと?」
「私はそう考えるね。もちろん、もう復活しているという考えもなくはないが」
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「橘さんが石板を見つけた場所は?」
「いいや、もうすでにもぬけの殻だった。おそらくあいつらがほかの場所に移したのだろう」
戦艦「瞬風」の食堂
そこで剣崎と橘が、アンデットたちの行方に関して話しあっていた。
邪神の復活にはあの石板が必要だ。
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