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提督はBarにいる。
実録!ブルネイ鎮守府24時・その1
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というのに、食堂は凄い賑わいです。……まぁ、これは毎朝の事なんですが。

「あら、お早うございます親潮さん♪」

「お早うございます、間宮さん」

 甘味処の店主にして、食堂の管理人でもある間宮さん。いつもニコニコしながら美味しい料理を作ってくれます。

「今日は秘書艦ですか、大変だと思いますけど頑張ってくださいね」

「ハイ、ありがとうございます」

 そんな会話を交わして、定食のお盆を受けとります。今日の朝定食のメニューは鯵の開きに納豆、冷奴とお新香に小松菜の煮浸し。ご飯とお味噌汁はセルフサービスでお代わり自由です。

「あら、お早う親潮。今日は早いのね」

「おや、初風でしたか。今日は秘書艦業務なので……」

「あぁ、そういう事。これから先輩方とミーティングってワケね、御愁傷様」

 話しかけて来たのは妹の初風でした。彼女の持つお盆の上には大盛りの牛丼が乗っています。朝からヘビー過ぎると思うのは私だけでしょうか……?

「あぁこれ?これから他の鎮守府まで出張って演習なのよ。しっかり食べておかないと、旗艦の五十鈴さんにどやされちゃうから」

 そう言って初風は牛丼の上に生卵を落とし、七味をたっぷりかけて食べ始めます。私の所属するこの鎮守府は、ブルネイ泊地に所属する鎮守府の纏め役も担っており、艦娘の数も質も頭一つ飛び抜けています。その為、他の鎮守府に要請されて演習に向かう事もしばしば。

「今日は相手が潜水艦隊らしくてね。思いっきり爆雷叩き込んでやるわ」

「あはは……頑張ってきてください」

 鼻息荒くそう語る初風に、私は苦笑いしか出てきません。初風は妹ですが、着任は私よりも先。言ってみれば先輩なのですが、後輩の私を姉として敬ってくれます。

「親潮、アンタも朝ごはん急いだ方が良いわよ?」

「え?……あっ!」

 時計を見るともう07:40。ミーティングは08:00からですから、急がないと間に合いません!




08:00【ミーティングは緊張します……】

 どうにかミーティングに間に合った私は、大淀さんからある物を手渡されます。

「大淀さん……これは?」

「今日のスケジュール等のデータが詰まったタブレットです。これを使って親潮さんには皆さんに予定の説明をお願いします」

 えええええええ!?わわわ、私タブレットなんて使った事ないですよ!でもでも、今更使えないなんて言えないし、あぁもうどうしよう!なんて考えてる内に班長の皆さんが続々集まって来ていて今にも会議が始まりそうです。

「え〜、皆さんお早うございます。早速ですが毎朝恒例のミーティングを始めたいと思います。親潮さん、今日の予定を皆さんにお伝えして下さい……親潮さん?」

 あぁ、どうし
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