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風魔の小次郎 風魔血風録
90部分:第八話 聖剣伝説その十三
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劉鵬もそれに頷いたのだった。
「御前等二人が出て小次郎がサポートで」
「俺と劉鵬が屋敷に残る、そうだな」
「ああ」
 今度は兜丸の言葉に対して頷いてみせた。
「それでいい」
「僕と林彪さんは」
「一応試合場に来てくれ」
 劉鵬はそれを麗羅に告げた。
「何があるのかわからないからな」
「向こうも夜叉の連中がいるからな」
 林彪がそれを言ってきた。
「闘いにはならないだろうが念の為だな」
「そういうことだ。じゃあ後は」
 劉鵬は最後に屋敷の庭の方に顔を向けた。そこに誰がいるのかはもうわかっていた。
「あいつに言って終わりだな」
「そうだな」
 霧風が最後に頷く。こうして次の闘いの準備が進められていく。風魔と夜叉の闘いはまた試合を通じて行われようとしていた。


第八話   完


                 2008・6・1

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