暁 〜小説投稿サイト〜
とある世界の物質破壊≪ディストラクション≫
Past
全ての始まりは。
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


「私は…ずっと酷いことしてた、湊がいなくなった理由を知らないで…勝手に想像して…文句言って…怒って……本当は私やママ…パパを守るためだったのに……」

──あぁ……美琴はこういう子だったじゃないか。

「でも頼って欲しかった……妹としてじゃなくて、"幼馴染み"として…!」

「あ……。」

──俺は今まで何してきたんだろう。

美琴はずっと俺に追いつこうと頑張ってて、俺はずっと守るという言葉を理由に距離を置いてきた。

怖かった、また君を失うかもしれないことを。

また大切な人が目の前で消えることが。

御坂湊(おれ)は……城崎湊(ぼく)は……いつから君を妹ではなく1人の女の子として見てきたんだろう。

「お兄様…?」

「湊…?」

気づけば俺は涙を流していた。

──いつから、俺はこんなにも……

「ごめん…ごめん…俺は…美琴に守るという言葉を理由に距離を置いて…怖かったんだ…また君を失うかもしれないことが…大切な人が目の前で消えるのが……。」

──弱くなっていたのだろう。

「もう、1人で抱えないで。私を私達を頼って…?」

──あぁ……俺は本当に馬鹿だった。

「あぁ……。」

その後、警備員(アンチスキル)が来て女子高生と火竜は連行された。

そして俺達も解散した。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ