Past
全ての始まりは。
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「私は…ずっと酷いことしてた、湊がいなくなった理由を知らないで…勝手に想像して…文句言って…怒って……本当は私やママ…パパを守るためだったのに……」
──あぁ……美琴はこういう子だったじゃないか。
「でも頼って欲しかった……妹としてじゃなくて、"幼馴染み"として…!」
「あ……。」
──俺は今まで何してきたんだろう。
美琴はずっと俺に追いつこうと頑張ってて、俺はずっと守るという言葉を理由に距離を置いてきた。
怖かった、また君を失うかもしれないことを。
また大切な人が目の前で消えることが。
御坂湊は……城崎湊は……いつから君を妹ではなく1人の女の子として見てきたんだろう。
「お兄様…?」
「湊…?」
気づけば俺は涙を流していた。
──いつから、俺はこんなにも……
「ごめん…ごめん…俺は…美琴に守るという言葉を理由に距離を置いて…怖かったんだ…また君を失うかもしれないことが…大切な人が目の前で消えるのが……。」
──弱くなっていたのだろう。
「もう、1人で抱えないで。私を私達を頼って…?」
──あぁ……俺は本当に馬鹿だった。
「あぁ……。」
その後、警備員が来て女子高生と火竜は連行された。
そして俺達も解散した。
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