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火竜から語られる1日
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はその場にいた研究員を跡形もなくするために力でぶっ潰していった。血だらけで直視出来ないまでにな!俺が最後に見た両親は目の前で八つ裂きにされ、悲鳴をあげ存在自体消されたのが最後だ!」
「それから俺は城崎湊を調べた、そしたら御坂家に匿われてるじゃねぇか。城崎湊は御坂湊だってことがわかったんだよ、だから俺は殺すために強くなった!兄の事をろくに知らねぇ、お前にどうこう言われたくねぇよ!」
──湊の本名は城崎湊で……人殺しで……何よりも、
兄じゃなかった……。
「お姉様…お兄様がそんなこと…!」
黒子は私を落ち着かせようとしているようだが、今の私には聞こえない。
「あぁ……違う違う……!!」
私は頭を抑えて叫んだ。
「湊は…お兄ちゃんは昔から私と…一緒に…いて…お兄ちゃんの両親はママとパパで…6年前は…一緒にずっといて……お兄ちゃんは化け物じゃない…人殺しじゃない…」
「御坂湊は城崎湊で、オメェとは他人なんだよ!」
「違うって言ってるでしょうがー!!」
私は電撃を散らした。
「お兄ちゃんは、お兄ちゃんは私の家族だって言ってるのよ……!」
「そんなに信じれねぇなら、本人に向こうで聞くんだな!」
「うるさいうるさい……アンタは私が……殺す……!」
その時だった、私の頭に手がポンっと置かれ抱きしめられた。
「え……。」
「俺まだ死んでないよ、美琴。」
そう、私の電撃を打ち消して落ち着かせようとしてくれているのは死んだと思われていた湊だった。
「な、なんでお前生きてんだ!?」
「俺を誰だと思ってるんだ、level5第4位が簡単に死ぬわけないだろ。それに、お前は炎だ俺の能力で打ち消せる。」
「それなら……お前をここで殺すまでだ……!」
「黒子、涙子、美琴を頼むよ。」
「お兄ちゃん……私……」
湊は笑って私の頭を撫でた。
「俺の名前は御坂湊、美琴の兄だよ。大丈夫、2人と待っててくれ。」
「うん……」
私は黒子と佐天さんのもとに歩いた。
「ずいぶんと妹が世話になったみたいだな。」
「城崎湊……お前だけはここで殺す!」
「空でやろうか、ここだと迷惑だ。」
そう言った瞬間に火竜は炎で、湊は空気を蹴って空に行った。
「お兄様は大丈夫ですわ。」
「そうですよ、御坂さん!」
「うん……。」
戦闘が終わるのは早かった。
理由は単純で、湊があまりにも強かった。
先程までの火竜の勢いが、空に行った瞬間に変わった。
何故なら、火竜の炎は全て湊の物質破壊で破壊され一方的な戦闘だった。
湊side
「くそがぁぁぁ!」
「俺を舐め過ぎなんだよ、それ
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